"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“失敗から何を学ぶか”

2011-09-30 00:05:04 | 日記

致知一日一言よりです。



「致知一日一言」読者の皆さま

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

ビジネスリーダーたちに自らの20代を振り返っていただき、仕事の心構えや働き方を語っていただく大好評連載「20代をどう生きるか」。

20代の方はもちろんのこと、20代社員の教育にもお役立ていただいておりますので、皆さまにご紹介します。

『致知』10月号では、日本郵政公社初代総裁として、郵政民営化の基盤を築いた商船三井最高顧問・生田正治氏が登場されています。

 * * *

私が新入社員によく言って聞かせるのは「できるだけ失敗をしろ」ということである。

ただし失敗をするにも二つの条件が要る。

一つ目は、同じ失敗をするなということ。

二つ目は、失敗をした時には直ちに報告すると同時に極力自分で解決する努力をしろということである。

失敗したことをいつまでも後悔している必要はないが、反省をしてこれを繰り返さないようにしなければならない。

また、失敗したことを自分で修復しようと努力すべきだが、一人ではどうしても手に負えない時がある。

だが新人が取り返しのつかない失敗をやらかしたと思ったことでも、上司に相談すると、いとも簡単に解決するということが往々にしてあるのだ。

私自身も、お客様からお預かりした貨物をアメリカのヒューストンへ送らなければならないところを、ニューヨーク向けに手配してしまったことがあった。

どうしていいかわからず暗澹(あんたん)たる気持ちになっていたが、上司に事の次第を伝えたところ、「何をしている」と一言怒られたのみで、すぐに手を打ってくださった。

結果的にはその後ニューヨークの責任者へ指示が飛び、飛行機で即座に移送する手筈(てはず)が整えられた。

ヒューストンで貨物を待っていらしたお客様も「よくすぐに運んでくれた」と逆に大変喜んでくださったという。

私にとっては手痛い教訓だったが、若い頃に何の失敗もしないようでは、学習効果が少ないという言い方もできるだろう。

……続きは本誌100ページで!

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(転載以上)



“できるだけ失敗をしろ”


失敗したくない、と思って入ってくる新入社員にとって、それは驚きの言葉であると共に、

よし、思い切って仕事しよう!と思えるようなうれしい言葉、大きな励みにもなりますね。

“ただし失敗をするにも二つの条件が要る。
一つ目は、同じ失敗をするなということ。
二つ目は、失敗をした時には直ちに報告すると同時に極力自分で解決する努力をしろということである。”

二つの条件、どちらも失敗を自分の将来の糧にしていく、ということでしょう。

“若い頃に何の失敗もしないようでは、学習効果が少ないという言い方もできるだろう。”

素晴らしい言葉です。この人について行こうと思わせる力があります。