同日発表した「国際組織犯罪に関する大統領戦略」の一環で、このほか、イタリア、メキシコ、旧ソ連を拠点に活動する3団体を制裁対象に含めた。
財務省の声明は、日本の暴力団が2008年時点で8万人の構成員を抱えると指摘。覚せい剤を中心とした薬物取引や武器密売のほか、東アジア各国の犯罪組織と連携し、売春や人身売買などの「深刻な犯罪」を行っていると言明した。
また、建設・不動産・金融業界でフロント企業を使って違法な収益を上げる一方、米国内でも薬物取引やマネーロンダリング(資金洗浄)などの活動を行っていると説明した。ただ、声明では、暴力団の具体的な組織名を挙げていない。(時事ドットコム2011/07/26-01:35)
今、島田紳助さんの話題で持ちきりのようですね。
私自身、問題となっているメールがいつのものかよく分からないし、会見の島田さんも全てを語っていたようには思えないし、なんでこのタイミングなのだろう、ということ含めて、何となくモヤモヤ感があります。
島田さんは、億単位の収入があるのに、レギュラー番組一つなくなるだけで収入面の心配をしていたと言いますから、引退というのはやはり大きな決断だと思います。
すると、島田さん自身に、まだまだ表に出ていないことがあるのかなと思ったり、芸能界へ波及することを防ぐためのシッポ切りだったのかと思ったり・・・。
本来、あまり関心のない内容のはずなのですが、少し気になっていました。
そんな中でこんな記事を見つけました。
“島田紳助氏の引退と「アメリカデフォルト」”
脇田 栄一さんと言う金融アナリストの方が書かれた記事です。
この記事にも出て来ますが、オバマ大統領がサインしたという“「国際犯罪組織」に金融制裁を科す大統領令”についてのニュース、その中に日本の“YAKUZA”という名称も入っていたので、おやっと思っていました。
「やくざ」に制裁=薬物取引や人身売買で-米大統領
【ワシントン時事】オバマ米大統領は25日、国境を越えた犯罪行為で利益を上げる「国際犯罪組織」に金融制裁を科す大統領令に署名、薬物・武器取引や人身売買を展開しているとして、日本の「やくざ」を制裁対象に指定した。
内容としては不思議なところはありませんが、この時は、米国がデフォルトになるのではないかと一番騒がれていた時でした。
オバマさんもデフォルト回避のために、議会、野党等との調整に没頭していた時期です。
タイミングがタイミングでした。
お金回収のためには、もう手段を選ばないということかな、と思いながらこの記事を読んでいました。
第二次大戦時に、日本軍がフィリピンに隠したとうわさされる大量の金塊、そこにやくざも絡んでいたと聞きます。
それも含めて米国が手を伸ばそうとしているのかな、と夢想したりもしました。
ま、それはともかく、“アメリカの制裁措置が、日本の芸能界に「玉突き」を起こした、と見る事はできる”という脇田さんの指摘はやはり正しいのだろうな、と思います。
「これらの犯罪組織の活動を支援している企業や個人の資産も凍結する」という中で、米国からプレッシャーを受けた日本政府、そして警察が実績を示そうとした。
今後、ここから更に横に広がっていくということもあるのかも知れません。
ただ、私自身は、今回の島田さんの件、特にそのタイミングや、米国が本当は何を考えているのか含めて、まだ腑に落ちていません。
民主党の党首選が迫っていることもあり、政治的な要素も含んでいるように感じています。
しかしその背景はどうあれ、これらの現象は、金融経済の変化、そして、隠されていたことが表に出てくる流れの一環として説明出来るのではないかと思います。