全ての原発廃止を訴えると、必ず出てくる声が、
「そうすると電力が足りなくなり、計画停電をしなくてはならなくなるので絶対ダメ!」
ということです。
実際のところどうなのでしょうか?
そのことを、一般に取れるデータからピックアップして説明しているHPを見つけました。
(http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/be461d252b8b75f6d0d328cb693d44ce)
以下引用させて頂きます。
“「原子力発電所を全部止めてやっていけるのか? 」
高野雅夫(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)
データはすべて電気事業連合会【でんきの情報広場】HPによる。
1.年間総発電量について
2009年の10電力会社の合計の年間総発電量は957TWh。
(1TWh=1テラワット時=10億キロワット時)
そのうち原子力発電による発電量はその29%にあたる278TWh。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_02/index.html
2009年の原子力以外の発電による発電量は、年間総発電量から原子力発電による発電量を引いた、957-278TWh=679TWh。
これは1985年の総発電量584TWhよりも多い。
1985年当時の電力消費量になれば、原子力発電所を全部止めてもやっていける。
2.ピーク電力について
過去の最高値は、2001年7月24日15時の183GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
原子力発電所の発電設備容量は49GW。
http://www.fepc.or.jp/present/nuclear/setsubi/sw_index_01/index.html
したがって、原子力以外の発電所の設備容量は少なくとも183GW-49GW=134GWあると考えられる。
直近のデータでは、2009年8月7日15時に171GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
2009年の状況では、原子力発電所をすべて止めると、ピーク時に171-134GW=37GW不足する。これは全体の37/171×100=22%である。つまり、ピーク時の電力消費の約2割を節電すれば原子力発電所がなくてもピーク電力をまかなえる。
1985年のピーク電力は8月29日15時の110GWである。この状況になれば原子力発電所を全部止めてもやっていける。
3.まとめ
総発電量で約3割、ピーク電力で約2割の節電によって、原子力発電所を止めても他の発電所の発電設備で電力消費をまかなうことができる。これはバブル経済をやっていた1980年代後半の電力消費量にあたる。 ”
即ち、電力消費量をバブル最盛期であった1980年代後半のレベルまで落とせば、キャパがたくさん余っているといわれる火力発電の増強に頼らなくとも、間に合うということなのです。
今は、節電が大幅に出来る照明も開発されています。
なので、照明効率を上げることによって、明るさは落とさずに、2~3割の節電は出来るはずです。
丹波-浪速道さんにご紹介頂いた、藤崎心さんのHP、感動しながら読みました。
http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
新しい時代、新しい世代の到来だと思いました。
あくまでも真実を見つめようとする感性と、批判にも物怖じせずに思ったことを書く、その潔さに感銘を受けました。
消費する電力が増えて行くことについて、近所の病院の駐車場のことを書いています。
“私の家の近くに、数年前、大きな病院が出来たんです。
駐車場少なくて、いつも満車だったので、
駐車場の「混雑解消」のために、
更に、駐車場増やしたんですよ。
そしたら、どうなったとおもいますか???
駐車場不足が解消したのは
ほんの数カ月だけで、
駐車場が増えたら、
その分、みんな車で来る人の数が増えた!!
結局、駐車場増やしたのに、
駐車場不足は
今も、全然解消されていない。
電力もこれと似ていると思う。
ただ単に、容量増やせば、良いんじゃない。
人間の欲望ははてしないから。”
心さんのHP、途方もない数のコメントが寄せられています。
たくさんの賛成、激励のコメントがある一方で、思わず代わってあげたくなるような、心ない、そして筋違いと思われるコメントもたくさんあります。
その中でも、やはりその批判の多くは、
“原発がなくなると電力が足りなくなるではないか”
ということでした。
なので、
“いやいや、みんなが少しずつ知恵を出し合って使って行けば、大丈夫、”
と言ってあげたいと思います。
先週末から、こちらでは、夏時間になって、時計が一時間早くなりました。
日本でも早く導入すべきだと思います。
「そうすると電力が足りなくなり、計画停電をしなくてはならなくなるので絶対ダメ!」
ということです。
実際のところどうなのでしょうか?
そのことを、一般に取れるデータからピックアップして説明しているHPを見つけました。
(http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/be461d252b8b75f6d0d328cb693d44ce)
以下引用させて頂きます。
“「原子力発電所を全部止めてやっていけるのか? 」
高野雅夫(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)
データはすべて電気事業連合会【でんきの情報広場】HPによる。
1.年間総発電量について
2009年の10電力会社の合計の年間総発電量は957TWh。
(1TWh=1テラワット時=10億キロワット時)
そのうち原子力発電による発電量はその29%にあたる278TWh。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_02/index.html
2009年の原子力以外の発電による発電量は、年間総発電量から原子力発電による発電量を引いた、957-278TWh=679TWh。
これは1985年の総発電量584TWhよりも多い。
1985年当時の電力消費量になれば、原子力発電所を全部止めてもやっていける。
2.ピーク電力について
過去の最高値は、2001年7月24日15時の183GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
原子力発電所の発電設備容量は49GW。
http://www.fepc.or.jp/present/nuclear/setsubi/sw_index_01/index.html
したがって、原子力以外の発電所の設備容量は少なくとも183GW-49GW=134GWあると考えられる。
直近のデータでは、2009年8月7日15時に171GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
2009年の状況では、原子力発電所をすべて止めると、ピーク時に171-134GW=37GW不足する。これは全体の37/171×100=22%である。つまり、ピーク時の電力消費の約2割を節電すれば原子力発電所がなくてもピーク電力をまかなえる。
1985年のピーク電力は8月29日15時の110GWである。この状況になれば原子力発電所を全部止めてもやっていける。
3.まとめ
総発電量で約3割、ピーク電力で約2割の節電によって、原子力発電所を止めても他の発電所の発電設備で電力消費をまかなうことができる。これはバブル経済をやっていた1980年代後半の電力消費量にあたる。 ”
即ち、電力消費量をバブル最盛期であった1980年代後半のレベルまで落とせば、キャパがたくさん余っているといわれる火力発電の増強に頼らなくとも、間に合うということなのです。
今は、節電が大幅に出来る照明も開発されています。
なので、照明効率を上げることによって、明るさは落とさずに、2~3割の節電は出来るはずです。
丹波-浪速道さんにご紹介頂いた、藤崎心さんのHP、感動しながら読みました。
http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
新しい時代、新しい世代の到来だと思いました。
あくまでも真実を見つめようとする感性と、批判にも物怖じせずに思ったことを書く、その潔さに感銘を受けました。
消費する電力が増えて行くことについて、近所の病院の駐車場のことを書いています。
“私の家の近くに、数年前、大きな病院が出来たんです。
駐車場少なくて、いつも満車だったので、
駐車場の「混雑解消」のために、
更に、駐車場増やしたんですよ。
そしたら、どうなったとおもいますか???
駐車場不足が解消したのは
ほんの数カ月だけで、
駐車場が増えたら、
その分、みんな車で来る人の数が増えた!!
結局、駐車場増やしたのに、
駐車場不足は
今も、全然解消されていない。
電力もこれと似ていると思う。
ただ単に、容量増やせば、良いんじゃない。
人間の欲望ははてしないから。”
心さんのHP、途方もない数のコメントが寄せられています。
たくさんの賛成、激励のコメントがある一方で、思わず代わってあげたくなるような、心ない、そして筋違いと思われるコメントもたくさんあります。
その中でも、やはりその批判の多くは、
“原発がなくなると電力が足りなくなるではないか”
ということでした。
なので、
“いやいや、みんなが少しずつ知恵を出し合って使って行けば、大丈夫、”
と言ってあげたいと思います。
先週末から、こちらでは、夏時間になって、時計が一時間早くなりました。
日本でも早く導入すべきだと思います。