"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“心と体を健康に”

2011-04-07 22:28:53 | 日記
読売新聞の記事です。

“窒素注入は米NRCの助言、水素爆発再発を警告

新たな水素爆発を防ぐため、東京電力は福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器に窒素を注入しているが、この措置は米原子力規制委員会(NRC)が報告書の中で必要性を強調していたものだ。 
 報告書は、同原発の現状について冷却のために原子炉に注入した海水の塩分が炉内にたまり、十分な冷却ができなくなっていると警告している。
 NRCは、原発の安全審査や規制、放射性廃棄物管理の監督に強い権限を持つ米政府の独立機関。日米政府が福島第一原発事故の対応のため設立した連絡調整会議にも参加している。
 NRCのチームが先月26日付でまとめた報告書は、1~3号機について、核燃料の一部が溶け、圧力容器の底にたまっていると分析。海水中の塩分が析出して燃料を覆い、冷却を妨げていると指摘した。特に、圧力容器内の温度が高い1号機で、塩の量が多いと懸念を表明している。2、3号機は、注水しても圧力容器の水位が上がらず、一部が壊れている可能性を示唆した。
 また、海水は真水に比べて、放射線による分解で水素を発生しやすいと指摘。海水に含まれていた酸素と反応して、水素爆発を起こす危険があると警告した。
 窒素注入は、その対策としてNRCが提案していたもので、東電は7日、「すぐに水素爆発する恐れはないが、(NRCの)指摘を踏まえた」と説明した。
(2011年4月7日20時19分 読売新聞)”

米NRCの報告書の説明部分は分かりやすいですね。

最後の東電のコメントのところで、「本当か?」と思ってしまいます。

国民のパニックを怖がって、情報を抑制し、あいまいな説明をした後、“すぐに水素爆発する恐れはないが”とか、“すぐに健康に影響があるわけではないか”とつけると、かえって疑心暗鬼を生むことになると思います。

枕詞は必要ないので、ただ正確な情報を出して欲しいと思います。

格納容器自体の爆発のリスクも残っているようですし、そうなった時にどのようなアクションを取るか、ということはそれぞれが考えておいた方がいいように思います。

まだまだ予断を許さない状況ですね。


長期戦になることは確実なようです。

なので、そのように心のシフトチェンジはしておいた方がいいと思います。

これからは、塩を取る、味噌を取る、海藻類を取る等の自衛策は取りながら、

放射線を受けても、それを受容できる、心や体を意識していった方がいいのかも知れません。

特に、心のあり方は大切な気がします。

外出を控えて、家で静かにしていると色々な事を考えやすくなってしまうかも知れません。

必要な外出はきちんとして、自分の役割をこなしていく。


新鮮な空気、新鮮な水、健康的な太陽をイメージしながら、

自分の気持ちを明るく、清潔にしておく,

ということが、今、本当に必要なことなのかも知れません。

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“たくさんの人と繋がっているということ”

2011-04-07 04:01:01 | 日記
「あなたがとてもお世話になった人、お世話になっている人は何人くらいいますか?」

両親や、祖父母、育ての親、親友、配偶者の顔が目に浮かぶ人も多いと思います。

もちろん、全て正解ですよね。

でも、私たちの一日一日の生活が、それこそ無数とも言える方々にお世話になって初めて成り立っているということにはなかなか思い至らないものだと思います。

今回の震災では、そのことにも気づかせてもらうことになりました。

毎日の食卓に並べられる、ご飯、味噌汁、卵、肉、魚、野菜、果物、飲料・・・・。


たくさんある品目の中から、たった一つだけ取ってみても同じことが言えます。

たとえばダイコン。

精魂こめて育ててくれた方々がいます。

その方々に必要なものを提供する方々がいます。

そして、出来たダイコンを運んでくださる方々がたくさんいます。

無数の過程を経て店に届いたダイコン一本一本は、そこで初めて私たち消費者と対面することになります。

もし、ダイコンを育てる人がいなかったり、育てるのに必要な道具がなかったり、道がちゃんと通っていなかったり、車にガソリンがなかったり、店にダイコンを並べる人がいなかったり・・・。

こうした過程のどれか一つでも欠けてしまうと、ダイコンは届きません。

一本のダイコンも、見たことはない、たくさんの人々の手を経て届けられて来たのですね。


そして、ダイコンは、太陽の光、豊かな土、きれいな水、新鮮な空気、

こうした自然の恵みがあってこそ初めておいしく育つもの。

人は、ダイコンの種を作ることは出来ません。

そして、それは未来永劫出来ないでしょう。

たくさんの人々と自然との繋がりを、より身近に感じることが出来る機会を与えて頂いたことに感謝したいと思います。

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