ロードとクロスとメンテとブルベ。。。とスノボ

自転車のメンテナンスや改造に特化してみました。あとスノボも。

ブルベでのライトについて

2015-04-05 22:22:36 | ブルベ

400以上のブルベを走るとライトの重要性というか機能要求特性なりその特殊性がメチャクチャ高いことに気づくでしょう。

明るく、かつ長持ち。
日照時間が長い6月でさえ最低でも9時間は持続してほしいものです。
で明るさというか光の強さ、これを充分に保ったまま9時間以上機能するライトは?
自転車用の最適な配光を持つものはどんなライトなのでしょう?
さらに走行中絶えず振動に晒され、雨天時にも浸水せず機能するライトは?

ライトの電源に目を向けると光源用としては当然のことながら非常時のみならずどんな状況下でも情報の収集と発信をすることができるスマホ・携帯、または走行中の記録とペースや道路の勾配などを得ることができる各種ナビへの予備電源は?

いろんなライトを買っては試し壊しては買い直し、そうしたトライアンドエラーを繰り返しながら一つの結論を出すに至りました。

「すべての要求を満度に満たすライトは存在しない」と。

あ、なんか身も蓋も無い。
ではどうすりゃいいの?
そう、機能要求特性を分担するしか方法はないんです。

まずは走行中に絶えず電気を発生し、安定した強力な電力を発生するハブダイナモは非常に有効な手段です。
外部バッテリーを多量に持って行くって手もあるのでしょうがかさばったり重かったり。

シマノのDH-3D72、インフィニティS、スーパーノヴァなどのディスクブレーキ対応のハブダイナモがオススメです。
どうせ手組みでホイールを組まなけりゃならないのならブレーキをディスクブレーキにしない手は無いでしょう。


電源を確保したならば次はハブダイナモライト。
ここで大事なのはライト自体にUSB出力があるかどうか。
発生した電力をフルにライトに出力して明るく照らすのはもちろんのことですが、ライトの必要としない昼間にUSB電源機能が備わってるライトならばBUSCH+MULLERのE-WERK などの装置は不要となります。

でオススメはAXAのルクス70プラスなるハブダイナモライト。
このライト、普通のハンドライトと違って対象物を照らすような配光を持たない。
つまり平面の道路を満遍なく均一に照らす為のリフレクターを装備しているんですね。自動車のヘッドライトと同じに。


ハンドライトってのは壁なり人なり地面と垂直方向に生えている対象物に対して有効な配光になるようにされているため中心が明るく次第に周りは暗くなります。
これだと均一に道路を照らせないため明暗がハッキリとして非常に使いにくい。
また明るい部分を多くしようとするとフォーカスコントロールで照射範囲を広げると明るくはなるのですが自動車で言うハイビームと同じになるため対向車両や歩行者を眩惑する恐れがあります。
これは両者危険です。
自動車の12V60w×2または35WのHIDのハイビームをまともに食らったらしばらくは目が暗さに対応できませんし。
実際にE3なんかの800ルーメンをまともに食らったらかなりイラっとしますし眩しくて見えませんから減光か照射軸線を下向きに変更してもらいたくなるのでハイビームにすることも一般のドライバーなら十分考えられるでしょう。


一方で道路を均一に照らすってことは遠方には光が届かないということでもありますから、峠の下りなどの高速走行や郊外での巡航時には役に立ちません。
ですから逆にハンドライトをサブとして装備することも必要となってきます。
で、このサブライト、遠方を照射するのですから最低でも300ルーメン以上クラスのライトが必要になります。
それでいてランタイムはある程度必要になるのですが逆に考えるとあくまでもサブライトとしての機能を果たせば良いのですから10時間も保つような電池は必要としません。
でオススメは3.7Vの電圧を確保しながら3000mAhの容量を持つ18650電池を使用するライト。



このライト、中華製ってこともあって信頼性はイマイチ。
電池がケース内で振動するのでしょう、光度が勝手に切り替わったりします。
当然ペーパー巻いたりして対応してはいますが。
このサブライトをハンドル両端にそれぞれセットして車で言うハイビーム的な使い方をしています。

で、これらのライトは自転車に固定しているので走行軸線上を照らすには問題がないのですが、街灯のない交差点や道路標識、鋭角なコーナーなどでは進行方向上を照らすことができません。
なのでホムセンなどで売られている180ルーメンクラスのヘルメットライトをヘルメット上部に固定してます。


このヘルメットライト単4電池3本で動きますが実はここがミソでして、エネループなどの充電可能な電池は公称電圧が1.2Vで通常の充電できない電池は1.5V。
3本使うのでそれぞれが3.6V・4.5Vとなりますからその範囲の電圧であれば4.5Vの光度は敵わないものの3.7Vの18650電池を使うことができます。
内蔵されている単4電池3本は軽量なためそのまま内蔵して使いますがいざという時のために18650電池のケースを加工して外部バッテリーボックスを作りそこから電源をとったりして使っています。


ヘルメットライトは重量の関係で頭頂部につけると何かと都合が良いみたいです。
ヘルメットの前端、おでこの部分につけるとヘルメットが下がって来ちゃったり。
よくバッテリーパック付きのライトがありますけど、あれそのまま使うとバランスはそれほど悪くないんでヘルメットが上がったり下がったりはしないんですが重量の関係で首が異様に疲れます。
このヘルメットライトは180ルーメンほどありまして配光はスポット。
乗車姿勢で一番高い位置から照射しますから対象となる路面との角度が深く、また、見たい方向に顔を向けるだけで照らせるので非常に有効なんです。
パンク修理や細かい作業にも両手が使えるのはとても楽。

参考になれば幸いですね。



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