さて、いよいよ作業も大詰めです。
インナー&アウターケーブルを引き直します。
古いアウターのキャップをとって、
あー、やっぱり錆びてますね。
内部に錆が回らなければ大丈夫ですがスッパリ交換します。
とりあえず同じ長さにしておきます。
断面を修正して、
キャップを付けます。
インナーケーブルは新品でも汚れていますので、シンナーでクリーニングします。
その後レース志向のバイクは引きの軽いシリコンスプレーを、非レースのバイクはシマノのケーブルグリスを薄く塗り込みます。
大事なのはグリスを塗ったらよく拭き取って下さい。
編み込まれたケーブルの谷間に残っている分で充分です。
なんならシンナーで軽く拭き取っても良いくらいです。
インナーケーブルは走行中に切れるととてつもなく厄介ですので、定期的にとっとと交換しちゃったほうが良いです。
5700系のRディレイラーシフトインナーケーブルの挿入口はここから。
トップ方向に10回以上シフト操作してからインナーケーブルをセットします。
出口は2ヶ所です。
このハンドルはフロントにケーブル用の溝が走ってますのでシフトアウターもブレーキアウターと共にここに沿って固定します。
アウターにインナーケーブルをセットして固定します。
シフトアジャスターボルトにセット
Fディレイラーのインナーケーブルはここから挿入します。
3回以上インナーチェーンリング側にシフトしてから挿入。
ここから出ますので一旦ループさせてガイドに挿入するとやりやすいです。
取り回しを考えてアウターの長さを決めていきます。
何度も確認しながら慎重に作業します。
ここも交換しました。
というより、ここのアウターは無条件で1年で交換します。
決まったらディレイラーにセットします。
ディレイラーの調整はスモールロードに書いてあるので割愛します。
フロントも同様にセット。
ブレーキも同様にセットします。
アウターケーブルをハンドルに固定します。
シンナーでハンドルとアウターケーブルを脱脂するとガッチリ巻けます。
非対称な取り回しです。
リヤブレーキのアウターケーブルのみDHバーの下をくぐります。
ハンドルを切った時のフレーム干渉とフリクションを優先させた取り回し。
シフトケーブルはちょっと工夫しました。
インナーケーブルがフレーム下面でクロスしてます。
Rディレイラーのケーブルはフレームの右のアジャストボルトに入るのが普通です。
でもハンドルに沿ったアウターケーブルを急角度で右のアジャストボルトに入れるよりも左のアジャストボルトに入れたほうが角度は緩くなります。
その分フリクションは少なくなります。
さらに右手でRディレイラーを、左手でアジャストボルトをそれぞれ調節することが出来るため、慣れると非常に短時間でアジャストできます。
レースシーンでもとても有利です。
Fディレイラー調整も同様です。
さらにさらに、緩やかに弧を描いたアウターケーブルはフレームに接触せず、剥がれ汚れるフレームプロテクターを必要としません。
さらにさらにさらに、インナーケーブルはフレームギリギリに沿ってクロスしますので車載時にケーブルを引っ掛けてトラブルを誘発する心配もありません。
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