ロードとクロスとメンテとブルベ。。。とスノボ

自転車のメンテナンスや改造に特化してみました。あとスノボも。

スポークテンション&振れ取り

2014-03-22 21:41:36 | フルメンテナンス

スモールロードを組んだ時に詳細は書いているのでここではサラッとしか書きません。

まず、本日の作業。
振れ取り台にホイールをセットします。

現場監督が安全確認中です。

で、いきなり完成写真。
これで当たってません。



4年でどのくらいこのホイールで走ったのかはわかりません。
段差や空気圧、乗り手の体重や天候に左右されるので振れが出る量やスポークのヘタリもわかりません。
正確なスポークテンションメーターも持ってませんしR500の規定スポークテンションの数値もわかりません。

ただ確実にスポークテンションは落ちているでしょう。
なので全ての調整は締める方向で良いはずです。


ここでチョットだけ完組みホイールのお話を。

各メーカーはレースシーンで宣伝し有力な選手に自社製品を無償提供し勝つことで自社ブランドの優位性をアピールし自社ブランド製品を買ってもらうことによって資金を回収してます。

いや、なんの問題も無いです。
全てのホイールがレーシング専用で「勝つこと」を至上命題としてそのために高額短命になったとしても誰も文句は言わないでしょう。
ユーザーもそんな宣伝を見て高額なレーシングホイールを買うんでしょう。

あのね。レーシングで当然軽量高剛性で設計自由度が元々高いチューブラータイヤならリムは軽いドライカーボンで全然OKなんです。
空気抵抗低減のためのリムハイトの高い形状は縦剛性は充分でしかも閉断面のみ。
縦剛性が充分だからスポーク数も短く少なくできるし、でも横剛性は低くなるんでオフセットリム使ってオプトバルにして反フリー側もギチギチにテンション上げたらなんとかかんとかなるレベルだし、耐久性は当然無くなるけど耐久性なんか考えちゃったら重くなっちゃうので考えない。

で、これが非レース志向者や初心者となると途端に問題があると思うんですよね。

パンク修理がしにくいチューブラーじゃなくってクリンチャーが良いなってなるとリムはビードの都合上、フルカーボンじゃかなり無理なんです。
ブレーキの当り面とクリンチ部の関係で高剛性な閉断面がどうしても取れない。
なのでアルミのリムにするかアルミ+カーボンのハイブリッドにするしかない。
アルミじゃディープリムは重すぎで回転ダレはチョットだけしにくくなるけど加速にかかるエネルギーも必要なんですよね。
コマの原理。
じゃハイブリッドって思うんだけど、ブレーキってのは運動エネルギーを熱エネルギーに変換してる。
当然摩擦で熱が発生する。
熱伝導性が良いアルミにカーボン接合または貼り付けしてもこの熱で膨張収縮するリムから剥がれたりしないの?危なくない?って思うんですよね。振動もしてるし。

スポーク少ないからガッチガチに張ってるし緩めるとすぐヘロヘロになっちゃう。
チョット長く使うとどんどん伸びてどんどん詰めてを繰り返してポンポン首が飛ぶし耐久性なんか全然ない。

ね。
漕ぎ出し重く耐久性なく、見た目だけのディープリムなホイール使うより用途や重量での調整がしやすい手組みのホイールのほうが非レースなら数倍良いと思うんですよね。



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