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テニスではなるべく頭を動かさない

2013年10月26日 | 日記

よく、ボールをしっかり見ろとか、頭は動かすなとか、いわれるが、飛んでくるボールを見つめている時、頭の中では一体何を考えてればよいのか?何故頭を動かしては駄目なのか? テニスを始めたばかりの頃、俺はいつも疑問に思っていました。

最近になって、学習の成果もあってか、自分なりに下した結論が以下。

プレーヤーは、飛んできたボールをラケットで打つ時、両目でボールと自分との距離や、飛んできた弾道やボールの速さを計測しながら、ボールの次の軌道や早さを予測して、自分が打ちたい球筋を計算に入れ、ラケットを持つ腕の伸ばし具合や、振り出すタイミングを決定するというまるで機械みたいな情報処理&動作を行っている。

ところが、ボールを打つ瞬間に、頭が回転したり傾いたりすると、同時に両目も動くので、計測に修正が求められる。修正作業をしている間にもボールは飛んでいますので、さぁボールを打つぞ!という瞬間になっても、打つ為のデータ(それは筋肉を動かす為に脳内に作られるデータ)がまだ出来ていない。という事が起きやすい。

そのまま打つと、ボールがホームランになったり、右に行ったり、左に行ったり、フレームに当たったり。。

ボールをラケットの面で正確に打つために、まず第一に、センサーである眼を収納している頭は、ボールの動きを計測しやすいように、最小限の必要な動きに留めながら、接近してくるボールの動きに顔と眼を一緒に向け、ボールの次の弾道を予測しながら、自分の打ちたい球筋を計算に入れて、徐々に体の動作を決定していく。いよいよボールとラケットの面が衝突する瞬間には、既に脳内で作られたデータが体のあちこちの筋肉に電気信号となり送られ、体の動作は、ボールに追いつく動作から、ボールを打つ動作へと移行している。ボールとラケット面が衝突した時には、顔も眼も衝突点を向いている。ボールがラケット面から離れた後になって、ようやく顔と眼は自由になれ、飛んでいくボールを追尾する事が出来る。

でもそれでは、ボールを打つ瞬間、相手コートは見ないという事ではないか?

その通り!相手コートは見てないのです。サーブをする時も、ボレーをする時も、スマッシュをする時も、相手コートは見ないのです。

相手コートの自分の狙い場所や相手の立ち位置、ネットの高さ、自分とネットとの距離等、コート上の全ての状況は、ボールを打つ直前に一瞬だけ見て記憶しておく!

上手な人はみんなそうやっています。

プロになると、その状況が数秒後にどう変化するかという予測まで計算にいれます。

だからテニスは頭脳をフルに使うんです。

以上の事が出来るようになるためには、眼と脳と体を連携させるトレーニングを積むしかない

こういう事が理解できると、漫然とボールをただ見つめているよりも、はるかに質の高い練習が出来る。

↓ボールとラケットの面の衝突点に眼も顔を向いている王者フェデラー。

↓某スクールの初心者のクラスの方々の練習風景。皆さん美人揃い。動作を見ていると、教室に参加してまだ日が浅いようです。でも、ボールとラケットの衝突点付近を皆さんよく見ています。顔も向いています。普通は初心者は、ボールとラケットの衝突点は見れず、もっと先を見てて、酷い人はネットを見てたり、もっと酷い人はネットを越えて対戦相手を見てたりしてるんですが、こちらの奥様方に酷い人はいないところを見ると、おそらくコーチから、「ボールを最後までしっかり見る」というアドバイスを直前に受けていると思われます。因みに奥様方ってテニスにはまって週3日とか熱心に練習される方が多く、1年~2年くらいで中級レベルくらいになられる方が多いらしいです。

↓ 1:32あたりのコーチらしき男性のスローモーションに注目。

ボールがラケットの面に当たる場所に顔も眼も向いていません。これを初心者がやると、ボールはどこに飛んで行くか分かりません。

本来は、ボールとラケットの衝突点に顔も眼も向けたままにしておくのが正確なコントロールのためには必要ですが、熟達してくると、このくらいのゆっくりしたボールなら逆に相手コートを見て、相手の動きを見ながら打てるようになります。けど、初心者のうちは真似してはいけません。


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