てけてけスキップ

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『おぼえていろよ おおきな木』

2016-07-22 07:20:05 | 本部(間、切ってね)
時々、クラスの子ども達に読み聞かせしながら泣きそうになる絵本に出会うことがあります。

こちら、佐野洋子さんの絵本も、そうなりました。なんとも言えずジンと胸に来るものがあり・・。自分でも欲しいなぁと思い、お買い上げ~



なんだかね。なんでもないちょっと偏屈なおじさんの心の中と造作が泣けてきちゃうんです。


子ども達は、繰り返し的な場面に笑っていたけど、私は一人で涙こらえるのん必死でした。(笑)


たとえば・・


偏屈なおじさんが苦虫つぶした顔しながら物干しざお作って洗濯干すんですけど、そのせっかく作った物干しざおは風吹いたら倒れちゃうんですよ~。いろんな場面で、「ああ、ああ」って思って、でもそう思ったら、大人だしおじさんだから可哀相だなぁって、つい思ったりしまして。

なんだか、「おじさん」なのにねぇって。おじさんだからいろんなプライドもあるだろうしでも偏屈だし、どうしたもんだか。でも、そのくせ寂しがり屋で、じゃまっけにしていたおおきな木が恋しくてたまらないおじさんの姿がもう、たまんない。「ちぇっ」と舌打ちしてたのに、それも最後はしなくなってくるんです。ああ、おじさん~~~



ってね、細かいところ力説しちゃいたくなるくらい、描写が心にくるんです。それで、すぐ泣けてくる・笑


ラストは可愛らしいハッピーエンドで、ほっこりもさせてもらえるので涙は大丈夫


人間って、可愛いなぁって、いろいろ文句とか言ってても、偏屈でも、可愛いなぁって、人間っていいなぁって、思います♪