空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

本場のレイシズムは格がちがう

2019-03-03 14:53:48 | Newsメモ
 どや。
 みとけよ、日本人。
 がちのレイシズムの本場は、こんなんやで:

BBC France anti-Semitism: Strasbourg Jewish memorial vandalised 2 March 2019

 とまあ、ストラスブールで、旧シナゴーグ記念碑がずりおとされていたというのだ。
 みたかんじ、かなり重そうで、不良少年がちょっとイタズラしたというには無理があるかなー、と言う感じ。

The memorial stands at the site of the synagogue, which was burned down by the Nazis in September 1940.

 この陰惨な過去を学んで知っていれば、できるはずがないわ!という感想を知識人は持つことであろうが、以下を参照:

関連:「
チビチリガマ破壊の件
(2017-09-16)」
関連:「チビチリガマ破壊の件:「肝試し」(2017-09-16)」
関連:「チビチリガマ破壊の件:警察、政治的動機「全くない」(2017-09-17)」
関連:「沖縄の若者に対する堂々たるヘイトスピーチ(2018-09-27)」

 なお先方は流石のガチ具合で「Last month dozens of graves were desecrated at a nearby Jewish cemetery.」とある。
 うちの国では、そういうことあったかねえ、そうまであるかねえ、と思ったが、旅行に来てた韓国人が田舎の墓石をぼてくりこかしていったとかのほうが思い浮かぶ。

 が、それはそれでけしからんが、まあ粗暴なボンクラの破壊行為にすぎないといえばそこまでだ。だがヨーロッパは流石であり

Swastikas and anti-Semitic slogans were spray-painted on the graves.

 ガチぐあいが数段階上である。

Several high-profile recent incidents have brought the issue into focus. In one instance, a Jewish bakery in central Paris had the German word for Jews ("Juden") spray-painted on its window.

 でまあ、なんというか、いまどきのフツーのひととゆーのは、いちいち相手の属性を確かめてカテゴリ的に差別するのは良くないというか奇怪なコストが係るから不合理だくらいは思うものと思うのだが、じゃあこうした攻撃はどこから発するかというと

Attacks have been blamed on both the far right and Islamists.

 ということらしく、うんまあ人口の1%未満くらいの小集団が同様に人口の1%未満くらいの小集団に嫌われて激しい攻撃をされて、とかいうことかなあと思ってみたり。

 追加
BBC France anti-Semitism: Jewish graves desecrated near Strasbourg 19 Feb 2019

Nearly 100 graves at a Jewish cemetery in eastern France have been desecrated with swastikas.

 100個やで。100個。

One tombstone was defaced with the words "Elsässischen Schwarzen Wolfe" ("Black Alsatian Wolves"), the name of a militant far-right group active in the 1970s and 1980s.

 ”アルザスの黒狼”ですってよ。このセンス、身もだえするほどではないか。

 追加

 まあなあ、規約は規約ということで品位を保持して、そのこと自体を次の一手のてこにする…なんて高度な作戦を取ってほしいんだがなあ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米韓軍事演習、改編 | トップ | スト魔女 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事