沖縄タイムス チビチリガマ破壊、平和学習も破壊する行為 吉浜忍・沖縄国際大教授に聞く 2017年9月13日 10:01
その平和学習を受けてきたはずの地元住民が犯人らしく:
沖縄タイムス チビチリガマ損壊疑い 少年4人を逮捕 沖縄県警 2017年9月16日 01:45
「嘉手納署は15日、器物損壊容疑で本島中部に住む16歳~19歳の無職や型枠解体工の少年ら計4人を逮捕した。4人は容疑を認めているという」
沖縄国際大の先生の希望は,立ち入り禁止はすべきでないとのことだったが(
「ただ、今回の出来事でチビチリガマの立ち入りを禁止にするべきではない。禁止や規制をすることで悲惨な戦争を知ることができなくなる。行政や地域で見守り、このような行為をさせない環境づくりが求められている」),「壕の入り口付近には立ち入りを禁止する説明板が建てられているが、遺族会は15日、これ以上荒らされる事態を防ぐため、新たに「立ち入り禁止」と書かれた看板を追加で設置した」。
同先生の注意,「二度とこのような事が起こらないためにも、誰が荒らしたのか、その意図は何だったのかをしっかりと検証しなければならない」。
…ふつーの不良少年のやらかしって辺りじゃないかねえ,その場合,「しっかり検証」って困難だろうなあとは思われる。
沖縄タイムス 社説[チビチリガマ破壊]心ない行為 誰がなぜ 2017年9月14日 07:20
「チビチリガマを巡っては1987年11月、入り口付近に建てられていた彫刻家の金城実さん(78)らの「世代を結ぶ平和の像」が右翼団体の構成員に破壊された。
初代遺族会長の故比嘉平信さんは「死者は2度殺された」と叫んだという。知花さんは今回「死者は3度殺された」と憤る」
…歴史は繰り返す,一度目は悲劇として,二度目は喜劇としてとか言うか。この場合,一度目の破壊はある種の政治的な行動であるようで,立ち向かうにも結構気合のはいるものだったろう。
しかし今回は,無軌道な若者がひゃっほーばっきーんがっしゃーん!ってな感じっぽく,この場合―
「今回の破壊が仮に「集団自決」の真実をゆがめようとする動きの中で起こったとしたら、犠牲者の尊厳を傷付け、ガマを中心に平和を訴え続けている人たちへの冒涜(ぼうとく)だ」
…という,大上段にふりかぶった拳の落ち着けどころに困る。まさかここから”アベ政治の右傾化傾向が”と持って行くわけにも。
沖縄タイムス 遺品粉々、子どもたちが折った千羽鶴も… 沖縄戦「集団自決」の壕、荒らされる 2017年9月13日 08:32
「遺族会の與那覇徳雄会長(62)は、壕の中まで荒らされたことに対し「(犯人が)遺骨が残っている場所まで入ってきて、手をかけたことに怖さと怒りを感じる」と憤った」
もうね,カミュの『異邦人』でも思い起こせばいいのですよ。「怖さと怒り」については,圧倒的な意味のなさに対して,素直に認識するべきなのです。あえていえば度胸試し程度で,さっくりこういうことをやらかすひとはいるものだ,と。
相当な意味に満ちた場所だからこそ,重大な意味ある破壊行為だったと脊椎反射的に思いがちかもしれないが,じつのところやらかすひとたちって意外になにも考えてないっぽい,とか,そういう可能性も認知しましょうよと。
…たしか「労働は自由を齎す」の看板紛失も,単に鉄くずとしてうっぱらおうというのじゃなかったか。
朝日新聞 チビチリガマ荒らした容疑、少年4人逮捕 沖縄県警 上遠野郷2017年9月16日00時40分
「87年、遺族らにより入り口に「世代を結ぶ平和の像」が建立されたが、同年、右翼団体員により破壊された。沖縄国体の読谷村の会場で掲揚された日の丸が、村民によって焼き捨てられたことへの報復だったとされる。95年に再建された」
今回は,どうだろう。我が国の場合,よそさんの場合政治的テロと想えそうな事件が起こると,個人的怨恨に基づくものだったり,”無軌道な若者”の行動だったりする例を見るし。
その平和学習を受けてきたはずの地元住民が犯人らしく:
沖縄タイムス チビチリガマ損壊疑い 少年4人を逮捕 沖縄県警 2017年9月16日 01:45
「嘉手納署は15日、器物損壊容疑で本島中部に住む16歳~19歳の無職や型枠解体工の少年ら計4人を逮捕した。4人は容疑を認めているという」
沖縄国際大の先生の希望は,立ち入り禁止はすべきでないとのことだったが(
「ただ、今回の出来事でチビチリガマの立ち入りを禁止にするべきではない。禁止や規制をすることで悲惨な戦争を知ることができなくなる。行政や地域で見守り、このような行為をさせない環境づくりが求められている」),「壕の入り口付近には立ち入りを禁止する説明板が建てられているが、遺族会は15日、これ以上荒らされる事態を防ぐため、新たに「立ち入り禁止」と書かれた看板を追加で設置した」。
同先生の注意,「二度とこのような事が起こらないためにも、誰が荒らしたのか、その意図は何だったのかをしっかりと検証しなければならない」。
…ふつーの不良少年のやらかしって辺りじゃないかねえ,その場合,「しっかり検証」って困難だろうなあとは思われる。
沖縄タイムス 社説[チビチリガマ破壊]心ない行為 誰がなぜ 2017年9月14日 07:20
「チビチリガマを巡っては1987年11月、入り口付近に建てられていた彫刻家の金城実さん(78)らの「世代を結ぶ平和の像」が右翼団体の構成員に破壊された。
初代遺族会長の故比嘉平信さんは「死者は2度殺された」と叫んだという。知花さんは今回「死者は3度殺された」と憤る」
…歴史は繰り返す,一度目は悲劇として,二度目は喜劇としてとか言うか。この場合,一度目の破壊はある種の政治的な行動であるようで,立ち向かうにも結構気合のはいるものだったろう。
しかし今回は,無軌道な若者がひゃっほーばっきーんがっしゃーん!ってな感じっぽく,この場合―
「今回の破壊が仮に「集団自決」の真実をゆがめようとする動きの中で起こったとしたら、犠牲者の尊厳を傷付け、ガマを中心に平和を訴え続けている人たちへの冒涜(ぼうとく)だ」
…という,大上段にふりかぶった拳の落ち着けどころに困る。まさかここから”アベ政治の右傾化傾向が”と持って行くわけにも。
沖縄タイムス 遺品粉々、子どもたちが折った千羽鶴も… 沖縄戦「集団自決」の壕、荒らされる 2017年9月13日 08:32
「遺族会の與那覇徳雄会長(62)は、壕の中まで荒らされたことに対し「(犯人が)遺骨が残っている場所まで入ってきて、手をかけたことに怖さと怒りを感じる」と憤った」
もうね,カミュの『異邦人』でも思い起こせばいいのですよ。「怖さと怒り」については,圧倒的な意味のなさに対して,素直に認識するべきなのです。あえていえば度胸試し程度で,さっくりこういうことをやらかすひとはいるものだ,と。
相当な意味に満ちた場所だからこそ,重大な意味ある破壊行為だったと脊椎反射的に思いがちかもしれないが,じつのところやらかすひとたちって意外になにも考えてないっぽい,とか,そういう可能性も認知しましょうよと。
…たしか「労働は自由を齎す」の看板紛失も,単に鉄くずとしてうっぱらおうというのじゃなかったか。
朝日新聞 チビチリガマ荒らした容疑、少年4人逮捕 沖縄県警 上遠野郷2017年9月16日00時40分
「87年、遺族らにより入り口に「世代を結ぶ平和の像」が建立されたが、同年、右翼団体員により破壊された。沖縄国体の読谷村の会場で掲揚された日の丸が、村民によって焼き捨てられたことへの報復だったとされる。95年に再建された」
今回は,どうだろう。我が国の場合,よそさんの場合政治的テロと想えそうな事件が起こると,個人的怨恨に基づくものだったり,”無軌道な若者”の行動だったりする例を見るし。
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