ホンダがブルツをテスト兼リザーブドライバーに起用。

2008-01-10 23:40:21 | Formula One
ホンダはテスト兼リザーブドライバーに、アレキサンダー(アレックス)・ブルツを起用することを発表しました。
昨年ブルツはウィリアムズのレースドライバーを務め、最終戦ブラジルGPを前にF1を引退しました。その後もウィリアムズに残りアドバイザーになると見られていましたが!まさかホンダに来るとは…
他のカテゴリへの参戦やF1解説者になるのではとも言われていましたね。

アレキサンダー・ブルツのコメントです。「これからが楽しみなチームでドライブできることをうれしく思う。ホンダはモータースポーツにおいて数々の栄光があり、この歴史を築く上で自分自身が一助となることを大変名誉なことと思っている。このチームをさらに押し上げていくための開発に参加することは重要な役割であり、本当に素晴らしい機会だと思う。これまでに所属していた3チームはワールドチャンピオンを獲得していて、これまで培った経験によりホンダに貢献できると思う。またホンダの持つリソースに加えF1界のキーパーソンであるロス・ブロウンと仕事ができることに興奮している。ジェンソンやルーベンスはよく知っているので、これからいい関係が築けると思う。今はまずバレンシアテストでチームに合流し、F1マシンに慣れることに集中したい」とのことです。大歓迎ですよ!

ブルツのホンダでの初仕事は1月22日からのバレンシア合同テストからだそうで、開発ドライバーとしての役割を果たすためにチームのシステムや昨シーズンの「RA107」に慣れるための作業に時間を費やす予定だそうです。バトンとバリチェロは新車「RA108」をドライブするそうですよ。
ホンダの新車発表会は1月29日に行なわれます。それまでは真っ白の暫定カラーでの走行となるようです。
またアースカーでしょうかね?新カラーリングは発表会で披露されるそうですよ。違う形で、また驚かしてくれるのでしょうか?ちなみにホンダのeメールのヘッダーにはearth dreamsのロゴが掲示されています。環境コンセプトは廃止していないようですね。

ロス・ブロウンのコメントです。「アレックスがチームに加入することをうれしく思う。アレックスはF1界の中でもマシン開発に貢献できるだけの大変豊富なキャリアを持ち、今後ジェンソンとルーベンスをサポートしてくれることだろう。F1で11年間のキャリアを積んできたアレックスは高い戦闘力のマシンを開発していく上で、その計り知れない経験の深さを証明してくれるだろう。アレックスは彼にとって初めてとなるホンダのテストで、RA108を走行する前に、まずRA107に乗りチームとマシンに慣れることから始める。これから彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしている」とのことです。

ホンダのテストドライバーについては、12月に行われた2度の合同テストに参加したホンダ・ヤングドライバー育成プログラムのGP2ドライバーである、マイク・コンウェイ、アンドレアス・ツバール、ルカ・フィリッピの誰かがなると予想していたのですが…
もしくはフォース・インディアのシートが獲得できなかったら、クリスチャン・クリエンの復帰かと。

ホンダの兄弟チームであるスーパーアグリは、2月19日にスペインのカタロニア・サーキットで新車「SA08」の発表を行なうそうです。出席するのは鈴木亜久里代表、テクニカルディレクターのマーク・プレストンをはじめとするチームの面々。ドライバーも発表するそうですが、現時点では詳細は明らかにされていません。