スパイカーが売られてしまう~。Bスペック登場!

2007-09-02 17:45:06 | Formula One
モルファミリーとキングフィッシャー航空の代表、ヴィジャイ・マルヤは合弁企業を結成し、スパイカーカーズ理事会に対してスパイカー・チームを取得するオファーを提出したそうです。
今回のオファーはスパイカーカーズ理事会に承認され、その独占性は適正評価、契約、30日以内の完了が必要とされるその他の手続きを開始するためにオレンジ・インディア・ホールディングス・サールに与えられたようです。

モルファミリーのミシェル・モルのコメントです。「スパイカーの投資家になることを望んでおり、ミッドランドグループから生まれたF1チームの買収を完全に支援してきた。ヴィジャイ・マルヤとともに今回のエキサイティングで新しい冒険ができることに非常に満足している。インドは経済の成長が著しく、大きなチャンスを持った国だ。この一歩を踏み出すことにより、私たちはF1とオランダとの関係を続けることになる。今回の件を競争力のあるインドとオランダの組み合わせにすることを期待している。ヴィジャイ・マルヤがもたらす資金とインドの資金により、このF1チームが非常に明るい未来を持つと確信している」とのことです。

インド国内でビール・スピリット市場や航空業界をリードしているユナイテッド・ブリュワリーズグループの代表であり支配株主であるヴィジャイ・マルヤのコメントです。「スパイカー・チームの買収のためにモルファミリーと提携でき嬉しい。インドは大きなチャンスを持った国であり、2年以内にインドでF1が開催されることを期待している。インドで入手できる研究開発資金は別として、インドの企業は国際化が進み、世界的な露出を増やすためにF1を利用している。クルマのパフォーマンスを改善させるためにスパイカー・チームのマネージメントとともに働くことは私の目標となるだろう」とのことです。

ヴィジャイ・マルヤはインド政府が国のスポーツ機関として認めている、モータースポーツクラブ連盟の代表でもあります。
キングフィッシャー航空はトヨタのスポンサーに付いていますね。1996~1997年にはベネトンのスポンサーになっていました。
ミッドランド同様、1年で経営不振によりチームを手放すことになりそうです。

そのスパイカーはニューマシン「Bスペック」をモンツァテストの2日目に登場させ、エイドリアン・スーティルによって76周を走り込んだそうです。初めてのフル走行でギアボックスのトラブルに見舞われたそうですよ。
当初、トルコGPで披露される予定で2台がイスタンブールへ持ち込まれましたが、リアのクラッシュテストに合格せず登場することはありませんでした。
BスペックはイタリアGPでレースデビューを果たす予定だそうです。
3日目には山本左近もテスト走行を行っています。