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TAKE-LOG 竹ログ

三河木綿の手織体験は出来ますか?

「三河木綿の手織体験は出来ますか」
数週間前に予約をいただいたお客様がご来店です。

連休を利用して家族連れのご旅行の途中に竹島によって
三河木綿の手織体験にご来店下さったのです。


手織をするのは3人のお子様達です。

ご両親はアシスタントでお手伝いしていただきました。
ご兄弟三人三様のカラーを選んで、スタッフから織物が出来る原理と
織機の操作方法を学びながら手織体験がスタートしました。


「織物ってこうして織れるんですね」
「もっと難しいと思ったのですが織物は楽しいです」
”手織は難しいもの”
と思われがち思われ勝ちであるが、本当は全ての物作りの
原点となる事が沢山あるのです。


自分の手で物を作り出す作業を人類は縄文以来続けて来た
それは現代の私たちも同じなのだ

そして織物の原理は世界共通で現代最先端の織物技術も
古来祖先達がやって来たことと同じなのだ

子供達の手織体験も進んでレバーの操作も緯糸の操作も
長年経験して来たと思わせる動きをみせる


織機に座って織り始めると、心が安定して安らぐのはなぜだろう
そして、辞めたく無い気持ちになってしまうのです。

それは織るという行為が気持ちの良い作業だからだ、
子供達も一心に織り続けている、一心不乱という方が近いと思う、


「凄く綺麗に織れてるね」
と覗き込むお母さんに
自慢気に見せてくれるお子様の顔が明るい

「おうちはどちらですか」
と、尋ねると
「神奈川県だと教えてくれた」


神奈川県からご一家のご旅行の途中で竹島へ寄ってくれたのです。
蒲郡へ来て三河木綿の手織体験なのだ、
だったら忘れる事が出来ない体験をしようと手紡ぎの原理を
体験していただいたのです。


2023年のゴールデンウイークに蒲郡へ行って三河木綿の糸作りと
手織を通して、古来から続く原理と技法を体験していただきました。

「不思議な事が重なって技術になって人類の歴史となった」
何万年前からあった植物や動物の毛が、人間の輪を回して捻(ヨリ)を加える技術と出会ったことから糸が出来て織物や編み物が出現したのです。


「出来たー!」
「これ、私が織ったのよ」
「糸も作ったのよ」
喜びの笑顔が嬉しい
一生忘れない思い出が蒲郡の竹島で作られたとしたら嬉しい限りである。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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