竹島海岸の冬の主役ユリカモメ達は潮の退いた浜辺にの中にいた。
春の日が近づいた春の海は干潮を迎えて海の底を見せた
竹島まで海の中を歩いていける程に潮がひいている。
橋の下を歩く親子の姿が可愛いと思ってシャッターを切った。
潮の退いた橋の下で何時もとは違う造形を見た。
竹島の海に見た自然のデザイン、それは波紋であった。
昨年鳥取砂丘の風紋を見て、風が創った砂の造形に不思議を感じたが
今日は竹島の海が波が創った砂の波紋に不思議を感じる。
波のゆらぎが創った波紋は砂で出来た波であった。
鳥取砂丘の風紋も竹島の波紋も、共に自然のゆらめき
海鳥達は砂の中の生物を食べ栄養補給に懸命であった
これから吹く南の風に乗り遠い北国へ旅立つのだ。
自然に国境などない、大宇宙にたった一つの地球が世界。
グローバルな世界だと言われ、人間にも国境がない世界がやがて来ると思っていたが
今また国だ国境だ。
本当に守るべきものは何なのか、解らなくなる時代が
また来るとは想いたくも無いが、
橋の下で海の観察をして歩く親子を見て私は想った
平和がいいな と…。
