昨日潮位の話をブログしたら、今日は台風発生となった。
今日は機材のメンテナンスの日なのでガラ紡機の掃除だ
筒の回転と撚り上げの速度を微調整するベルトが沢山あって
緩むと糸の仕上がりに影響するので注意しているが
時にはベルトが切れたりしていて気を使うが今日の調子は上々だ。
この夏の暑さは機械にも微妙な狂いが生じて神経をつかった。
現在は洋綿と三河地綿を紡いでいるが気をつけないと糸になってからでは
見分けがつかないので手のひらと指先の感覚で区別しているが、顕微鏡が
必要な時もある。
現在綿番手で平均15番手の糸が出来ている
ゆっくり紡ぎ上がっている糸を見ていると、なぜか神経が安定するのは不思議だ。
モーターは一定に回転するが筒の回転はそれぞれの筒の、綿の重さや糸の太さによって
動きは違っているのので、雑多なリズムとハーモニーの不協和音は、私を引きつけて止まない。
良い品質を保つには良い原料素材作りが大切なことを痛感する。