実物は昨年暮れに廃車になってしまいましたが、この115系ニイ車L6は4連でコンパクトながらも加工メニューがそこそこあり、「週末工場」にとってはやりがいのあるモデルです。
まず屋根上の片方のSIV配管を施しました。線材は硬度を考慮しφ0.3mmのステンレス材(SUS304)です。加工性を考えると真鍮線が望ましいところですが完成後に変な形に曲がったら、と変な心配をしてしまいSUSにしました。ただ曲げ加工はやはり大変で割ピン位置も微妙に曲がってしまった個所もあり
その後もう一方の配管も行いました。なお種車のクハは当然ボディも流用しますが何故か側面の板サボ受けのモールドがなく(実車にはあり)過去に購入していた旧国用箱サボパーツに付属していて遊休化していたパーツを取り付けました。また中間のモハユニットの側面方向幕は穴あけを行いましたが所定の大きさにするためにはヤスリを用いて拡大し仕上げる必要があります。その次に屋根とボディを固定した上で妻面の配線を行います。なおパンタグラフからの母線や作用管などは「バランスが悪くなる」懸念はあるもののSIV配管で骨が折れたので既存のモールドを使います。
さてクハの乗務員扉下部の取っ手をどのタイミングでつけるか・・・。
103系の側面幕ですが、非冷房車に搭載された実績はなく、101系改造サハ103で冷房改造された車両に側面幕がない車両はあったと思います。また冷房改造でもJR化後のAU712や西日本のWAU何とか搭載車で側面方向幕が搭載されなかった車両があったような気がします。違っていたらすみません。