2005年のカープを振り返って、印象に残った試合ベスト5を挙げていきたいと思います。
あくまでも記憶のみに頼っていますので、もっといい試合が抜け落ちてしまっているかもしれませんが。
5位
野村2000本安打達成(6月23日)
スワローズ|100 000 001|2
カープ |012 200 00x|5
勝:大竹
負:川島
2000本安打のシーンは良く覚えていますし、試合を録画したテープも残っているのですが、いかんせん試合自体がどうだったのかというところをまったく覚えていませんでしたので、この順位です。
この試合が行われたときはカープのチーム状態が最も酷かった頃だったのですが、チーム一丸となった快勝でした。2000本目は新井選手のホームランの直後でしたね。とにかく1打席でも多く野村選手に回そうと、チーム全体に繋ぐ意識があったと思います。しかし、そのモチベーションが長続きしなかったのが今シーズンの弱いところなのですが。
野村選手といえば、引退間近の試合での、対戦相手のファンからの大きな声援も忘れられません。大変ありがたかったですね。本当に偉大な選手でした。
4位
尾形・十字靭帯損傷で今季絶望(5月28日)
カープ |001 010 001 0|3
ライオンズ|200 010 000 1x|4
勝:大沼
負:永川
この試合はインボイス西武ドームで観戦していました。
残念ながら今シーズンも大なり小なり多くの故障者が出てしまいましたが、個人的にもっとも痛かったと思うのがこの尾形選手の離脱です。この試合までで借金3でしたが、その後泥沼の連敗地獄に陥ってしまいました。
ちなみに、山崎選手がプロ初安打を放った試合でもあります。
3位
悪夢の21失点(9月10日)
カープ |010 100 000|2
タイガース|034 402 80x|21
勝:安藤
負:大島
この日はもう、怒りをはるかに通り越していましたね。17安打11四死球5失策とボロボロの内容。
この試合単体ならまだ笑い飛ばせるんですけど、この翌日にも10-0で大敗を喰らってしまったんですよね。この2試合はセットで記憶にこびりついております。
2位
開幕戦・9回一気に逆転(4月1日)
カープ |100 000 003|4
ジャイアンツ|100 010 000|2
勝:黒田
負:ミセリ
カープが最も輝いていた頃の試合です。開幕戦ですけどね。
先発の黒田投手が好投していたものの、ジャイアンツの上原投手の前に打線が沈黙。今年もこんな試合ばっかりなのかと暗い気持ちになったものですよ(実際こんな試合多かったですけど)。
しかししかし、9回表にマウンドに登場したのは、我らが救世主、ダン・ミセリ投手でした。ラロッカ選手のホームランで同点に追いつくと、緒方選手の2ランで逆転に成功。黒田の完投勝利で開幕戦を飾り、このまま一気にジャイアンツを3タテしました。
1位
新井2ホーマー&逆転サヨナラタイムリー(7月9日)
ジャイアンツ|022 000 202 |8
カープ |000 402 012x|9
勝:ベイル
負:木佐貫
4番ラロッカ選手の欠場という緊急事態に、チームを救ったのは悩める大砲・新井でした。
新井選手は6回裏に勝ち越しホームランを放つと、同点に追いつかれた後の8回裏に再度の勝ち越しホームラン。本来ならばこれで勝利という流れのはずだったのですが、9回表にベイルがまさかの逆転を許してしまいます。しかしこの日の新井選手には神が宿っていました。9回裏に繋いで繋いで2死満塁という場面で打席に立ち、見事ライト前に逆転サヨナラタイムリー。まさに4番の働きというやつでした。
この試合だけでなく、6月後半から7月にかけて新井選手は目覚しい活躍でした。ここ2年間の低迷を抜け出して、選手として完全に一つ上の段階に進んだと思います。期待の選手から主力選手へ。今シーズンの新井選手の進化を印象付ける試合でした。
と、いろいろと振り返ってみました。正直なところ、試合レベルではそれほど記憶に残っていないんですよね。全体的な印象では、黒田投手が好投するも見殺しとか、大竹投手が四死球連発で大量失点とか、2桁安打するもわずか2得点とか、そんな試合がたくさんあったことは覚えてるんですけど。
今回挙げた5試合のうち、負け試合が2試合あります。特に21失点の方は余りにも無様な負け方でした。来シーズンは勝試合だけで印象に残る5試合を埋めたいものです。


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