だから四死球はよせと言ったのだ

　6回表。四死球連発で失点した6回表。今日の試合はこの回に尽きますね。
　だから四死球はよせと言ったのに……。

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
タイガース	0	0	0	0	1	4	0	0	0	5
カープ	0	0	0	1	0	0	0	0	2	3

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　全ては6回表でしたね。この回から登板した上野が死球と安打、代わった佐竹が四球、更に代わった林が四球、四球、安打で、ワンアウトも取れずに一気の4失点。11日の試合では、カープが四球でチャンスをもらって大量点に繋げましたが、その逆をやってしまいましたね。4点はけして取り返せない点数ではないのですが、こういう失点の仕方をしてしまうと勢いは完全になくなってしまいます。タイガース打線もそれほど良い調子と言うわけではありませんでしたので、もっと強気に勝負に行ってもらいたかったですね。結果論ですけど、頭からフェルナンデスで行っていれば……。

　上野、佐竹、林が3人がかりで作ったピンチを静めたのがフェルナンデス。6回無死1、2塁を三者凡退で抑えると、7回、8回も無失点。壊れかけた試合を何とか立て直してくれました。やっぱりこの人、使い方は難しいかもしれませんけれど、いてくれるとすごく助かるケースも多いと思います。なんとか来年も残留してもらいたいですね。

　中4日で先発の高橋建は5回87球を投げて3安打4四球ながら、金本のソロホームランの1失点のみに抑えました。前回打球を胸に受けて降板しているのですが、その影響は残っていないようですね。ピンチは結構あったものの、2併殺を奪うなど、粘り強く投げてくれました。6回に中継ぎが崩れたからというわけでもありませんが、もう少し長く投げて欲しかったですね。5回裏にチャンスで打席が回ってきて代打を送られたというめぐり合わせも不運でした。

　打線は10安打1死球ながら3点止まり。1番から8番まで全員ヒットを放っているのですが、ちょっとつながりが悪かったですかね。
　しかし得点シーンは良かったと思います。4回は東出がセンター前ヒットを放った後、赤星が打球処理をもたつく間に一気に2塁へ進み、その後のアレックスのヒットでホームに生還するという、足で奪った1点でした。敗色濃厚の9回には、栗原が藤川から3試合連続となる2ランを放ち、一応ただでは終わりませんよというところを見せてくれました。

　心配なのは1番の梵。8回に久しぶりにヒットを放ちましたが、1、4、6回といずれも先頭打者として凡退。昨日、一昨日もノーヒットでしたし、中軸がそれなりに機能しているだけに、梵が出塁できなかったのが響きました。

　明日からは関東遠征、東京ドームでジャイアンツと3連戦、横浜スタジアムでベイスターズと３連戦です。先発は、黒田、宮崎、大竹、長谷川、青木高、高橋建の順番でしょうかね。土曜と月曜のどちらか、あるいは両方、久しぶりに観戦に行ければと思っています。