雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 もう3月も半ばだというのに恐縮ですが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 つーかですね、年末年始は趣味の時間をたっぷり取ろうともくろんでいたのに、仕事が忙しくてそんな余裕はまったくなく、気がついたらもうすっかり春になってしまいました。やれやれ、どっこいですよ。
 まあ、3月はどうやら落ち着けそうなので、少しのんびりと過ごしたいですね。

 そんなわけで、スクウェア・エニックスのゲームボーイアドバンス用RPG、「ファイナルファンタジーI・II アドバンス」をプレイしました。いや、実際にプレイしていたのは、本格的に忙しくなる前の11月なんですけどね。やっと書けました……。





 日本を代表するコンシューマ機向けRPG といえば、やはりドラゴンクエストシリーズと、ファイナルファンタジーシリーズということになるかと思います。ドラクエシリーズはいくつかプレイしたことがあるのですが、ファイナルファンタジーシリーズは今回が初プレイになります。

 シリーズ物はとにかく最初からプレイしたいタチなので、本来なら一番最初のファミコン版でプレイしたかったところなんですけどね。ファミコン版も特にプレミアが付いているわけではないんですが、単純にI・II セットで若干安かったから、GBA 版を選んでみました。
 ただ、後で知ったのですが、GBA 版はファミコン版と比べてバランス調整やインターフェースの変更にとどまらず、システムレベルでの変更点まであり、結構別物になっているみたいですね。そうと知っていれば、ファミコン版のほうを選んでいたんだけどなぁ。
 まあ、オリジナルのファミコン版が出たのが1987年。ファイナルファンタジーI・II アドバンスが発売されたのが、2004年。これだけ間が開いているのだから、それだけ遊びやすくなっていることでしょう。

 本作には「ファイナルファンタジーI」と「ファイナルファンタジーII」の2本が収録されています。まずは当然、I からプレイ開始です。






この世は 暗黒に包まれている
風はやみ 海は荒れ… 大地は腐ってゆく
しかし… 人々は、ひとつの予言を信じ それを待っていた

『この世 暗黒に染まりし時 4人の光の戦士 現れん…』

長い冒険の末 4人の若者がこの地にたどり着いた
そして、その手には それぞれクリスタルが握られていた…


「ファイナルファンタジーI・II アドバンス」取扱説明書・FINAL FANTASY Prologue より






 まずはキャラクターの作成から。パーティーは4人構成で、戦士、モンク、シーフ、赤魔術士、白魔術士、黒魔術士の6つのクラスのなかから選択します。ゲーム途中でクラスチェンジがあり、それぞれ、戦士→ナイト、モンク→スーパーモンク、シーフ→忍者、赤魔術士→赤魔道士、白魔術士→白魔道士、黒魔術士→黒魔道士と、パワーアップします。
 戦士とモンクとシーフは肉弾戦専門ですが、戦士とシーフはクラスチェンジすると魔法を使えるようになります。また、魔法は黒魔術と白魔術の2系統あり、白魔術士と黒魔術士はそれぞれの専門家ですが、赤魔術士は両系統を使うことができます。



 初ファイナルファンタジーなのでちょっと勝手が分からないのですが、なんとなく、こんなパーティーにしてみました。
 ざっくりと、肉弾系を二人、魔術士系を二人選ぶことにします。肉弾系は、戦士は基本として、シーフとモンクのどちらか1人。魔術師系は、どっちつかずの赤魔術士を外して、まずは専門家二人を選んでおきます。

 モンクとシーフの良し悪しは不明ですが、多分、私の趣味に合うのはこっちだと思います。っていうか、このときシーフじゃなくてモンクを選んだのは、クラスチェンジしたら魔法が使えるようになるのは、戦士じゃなくてモンクだと勘違いしていたからなんですよね。モンクが魔法使えないと気づいていたら、多分モンクじゃなくてシーフを選んでいたんじゃないかと思います。

 それから、この段階では両系統の魔法が使える赤魔術士は魔法特化職だと思っていたのですが、実際には魔術師系では最も肉弾戦が得意な職業だったようです。それならまた違った選択もあったかも知れませんけど、ここで考えすぎても仕方がありませんしね。





 システム面は割とシンプル。ファンタジー系RPGとしてはすごくオーソドックスな感じですね。っていうか、ファミコン版はある程度とんがったシステムだったようなんですけど、GBA版ではよくある普通のRPGみたいに変更されているんですよね。

 一番の変更点は魔法のシステム。ファミコン版では魔法にレベルが決められていて、レベルごとに使用できる魔法の回数が決まっているというWizardry みたいなシステムだったのですが、GBA版ではMP制で、MPの範囲内で好きな魔法を好きなように使うことができます。
 ファミコン版ではとにかく魔法をケチらなくてはいけなかったのに対し、GBA版では割とバンバン使えるようになっています。システム上ファミコン版には存在していなかった、MP回復アイテムもありますしね。
 そのため、ファミコン版では肉弾戦の弱い白魔術士や黒魔術士は、どちらかというとハズレ職だったようなのですが、GBA版では普通に使える職業になっています。私の選択は、ファミコン版だったら結構苦労していたかも知れないんですよね。あぶない、あぶない。



 所持品はパーティーで一括管理できる上、1アイテムごとの所持数の上限はありますが、異なるアイテムならいくつでも持てるので、管理がすごく楽です。
 この頃のRPG だと、個人ごとにアイテムを幾つまで所持できる、という感じのシステムが多いんですけど、誰に何を持たせたりとか、アイテムがいっぱいで何かを捨てなくちゃいけないとか、けっこう煩雑になっちゃうんですよね。フル装備にして、シナリオ上必要なアイテムなんかを持っていたら、回復アイテムがほとんど持てなくなっちゃったりね。





 で、クリアしました。
 プレイ時間は22時間くらい。結構のんびりやっていたことと、途中、どこへ行けばいいのか分からなくなったりしたこともあったので、ちょっと時間がかかってしまいました。クリアには直接関係のない、GBA版の追加ダンジョンの攻略をがんばっちゃったこともありますしね。
 何かあるのかと思って、追加ダンジョンを何周かしちゃったおかげで、クリア時にはレベル84まで上がっていました。そのせいで、終盤の敵はかなり楽勝でしたね。追加ダンジョンに出てくる連中のほうがずっと強いんだもん。

 ちなみに、ソフトの前の持ち主が残していたセーブデータを見ると、プレイ時間10時間ちょっとで、レベル55でクリアしていました。いろいろ理解している人なら、そのくらいでクリアできるようです。



 ゲームを通して感じたのは、全体的にテンポが早かったということですね。
 単純に動作速度が早いということもありますし、ストーリー展開も早い。ファミコン版からバランス調整されているので、難易度も低く、サクサク進めることができました。
 変なたとえですけど、ドラクエシリーズをかつての全日本プロレスの王道プロレスとするならば、ファイナルファンタジーはハイスパートレスリングみたいな印象でした。まあ、まだ1作だけ、しかもリメイク作なので、あくまでもこの作品のみの印象ですけどね。



 それから、結構自由度が高そうに見えて、案外自由度は少ない感じですね。
 イントロを終えて、次に見つけた街でいきなり船を入手したのですが、そこは内海なのでその船で新規にいける街は2つだけ。イベントをこなして外海に出たので、これであちこちいけると思いきや、北の方にある大陸には港がないので接岸できず、結局新規にいけた街はやっぱり2つだけ。一本道というほどでもないけど、なんだかんだで行動範囲には制約がかかっています。ま、この当時のゲームとしては、妥当といえば妥当なんですけどね。





 一度でもゲームをクリアすると、モンスター図鑑を見ることができます。まあ、私は、前の持ち主が既にクリアしていたので、最初から見られたんですけど。

 

 

 

 ここでは、実際に遭遇したモンスターの情報を見ることができます。ボス級の攻略に役立ちそうですけど、ともかく一度倒さないといけないので、あんまり意味はないかもしれません。

 なんとか達成率を90%まで持っていったのですが、残りのモンスターのほとんどは、追加ダンジョンでランダムに出てくるボス級の連中なので、ちょっと面倒くさくなってやめました。



 それと、デフォルトでサウンドモードが付いていて、FF I とFF II 両方のBGM を聴くことができます。



 初ファイナルファンタジー体験は、割と好印象。リメイク版ということもあり、プレイアビリティはかなり高く、快適にプレイすることができました。以降のシリーズも、なるべくプレイしていきたいですね。
 そんなわけで、次はII に挑戦です。ただ、時間に余裕ができてきたとはいえ、最近はゲーム以外の趣味に時間を費やすことが多いので、もう少し先になりそうですけどね。






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