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雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 インプットを頑張っているとアウトプットがおろそかになってしまうもので、11月はいろいろと遊び歩いていたのですが、ブログがすっかり手付かずになってしまいました。今後も頑張って遊ぶつもりではありますが、少しずつでもブログに書きだしていかないと、書くことがたまりすぎてしまいますよ。
 そんなわけで、もう3週間ほど前のことですが、神奈川県秦野市の弘法山から渋沢丘陵、頭高山まで歩いてきました。



 元々は秦野駅スタートで渋沢丘陵から頭高山を通って渋沢駅までのコースを歩くつもりだったのですが、それだけだと軽すぎてちょっと歩き足りないと思ったので、鶴巻温泉から弘法山を通って秦野駅まで行くコースを追加することにしました。秦野駅から弘法山を通って鶴巻温泉まで抜けるコースは今年の春にも歩いており、本来なら同じコースを何度も歩くことはしないんですけど、一応逆方向だし、そこそこ新鮮な気分で歩けるでしょう。
 あと、ヤマスタという山登りをしながらスタンプを集めるアプリがあるんですけど、秦野市内をめぐる5つの期間限定コースが設定されていて、その内の2つが「弘法山公園ハイク2021」と「渋沢丘陵ハイク2021」で、ちょうど今回歩く予定のコースだったという理由もあります。

 小田急小田原線の鶴巻温泉駅からスタート。序盤は一度歩いたルートなので、サクサク進行します。



 登山口から最初の吾妻山まで、およそ10分。もう少し距離があるかと思っていたのですが、あっという間でした。



 吾妻山からは下り基調なのでスイスイと進み、善波峠に到着。この日は結構多くの人が歩いていましたね。



 善波峠から軽く登って弘法山に到着。
 ここがスタンプのチェックポイントのひとつ目です。

 弘法山から権現山へは、ゆるく下って、ゆるく登る楽な道。ただ、幅広の階段が歩幅に合わず、若干キツかったです。



 権現山に到着しました。
 ここがチェックポイントのふたつ目です。



 早速展望台に登ってみると、目の前にバーンと富士山が登場します。前回は雲が多くて富士山は見えなかったんですよね。この日は良く晴れていて、ここ以外も眺めの良い場所が多くありました。



 大山もバッチリです。 



 権現山を降りていきます。
 ここは結構急なんですけど、バーベキューセットを担ぎ上げながら登ってくる団体さんなんかもいました。大変だなぁ。



 前は浅間山から登ってきたのですが、ヤマスタスタンプのみっつ目のチェックポイントは「名水はだの 富士見の湯」なので、別の方向へ下っていきます。



 若干滑りやすい道を下っていくと……。



 「名水はだの 富士見の湯」がありました。

 ここからしばらくは街歩き。秦野駅方面へと向かっていきます。



 最後のチェックポイント、秦野駅の手前にある、弘法の清水です。

 昔、夏の暑い日に、一人の法師がやってきて水を所望しました。しかし、家の水がめの中には一滴の水もなかったので、「少しお待ちください」と、寺まで水を汲みに行きました。
 わざわざ水を汲んできてもらった法師は恐縮して、錫杖を地面に突き刺して穴をあけると、三日経ったら底をくりぬいた臼をここに置くよう指示して立ち去りました。言われたとおりにやってみると、臼の中から清水が湧きだしてきたそうです。
 そのため、ここは臼井戸とよばれ、この地の地名として残っています。また、この法師は弘法大師とは別人なんですけど、弘法大師の伝説と結びついて、弘法の清水と呼ばれているようです。



 弘法の井戸で、「弘法山公園ハイク2021」のスタンプをコンプリート。
 スタンプをコンプリートすると、先着何名だったかに缶バッジがプレゼントされるらしいのですが、期限も終わりかけた今となっては当然残っていません。まあどのみち、缶バッジなんていらないけど。



 ちなみに、弘法山は「弘法山公園ハイク2021」の他にも、「親子で登る山」というスタンプラリーにもラインナップされているので、もう一つ別なスタンプも入手できました。



 ここから後半戦。スタンプを集めつつ、渋沢丘陵から頭高山を目指します。
 ここまででざっくりと100分くらい。足のスタミナはまだまだ十分残っています。
 っていうか、鶴巻温泉駅より秦野駅の方が標高が高いので、秦野→鶴巻温泉より、鶴巻温泉→秦野の方が登りが多いはずなのですが、前に秦野→鶴巻温泉で歩いた時より、今回の方が楽だったような気がします。前回は緊急事態宣言明け直後で身体がなまっていたということもあったでしょうけど、多分今回の方が急登が少なかったからだと思います。

 渋沢丘陵まではまたしばらく街歩き。



 「渋沢丘陵ハイク2021」最初のチェックポイントは白笹稲荷神社。関東三大稲荷の一つだそうです。
 この日はフリーマーケットみたいなものをやっていて、人が大勢いたので、そのまま通り過ぎました。





 上り坂に差し掛かり、そろそろ登山口かなぁと思っていたのですが、畑の中を通る農道で、舗装路はまだまだ続きます。
 ただ、ゆるゆるとながら上り坂になっていて、この辺りから渋沢丘陵に入っていく感じなんでしょうかね。



 この農道から北の方を望む山々は良かったですね。
 右にあるとんがった山が大山、左の少し雲がかかったあたりが、二の塔、三の塔でしょうか。その奥に塔ノ岳があるはずです。



 しばらく農道を進むと、「渋沢丘陵ハイク2021」のふたつ目のチェックポイント・震生湖へ降りていく道が現れます。



 震生湖はその名の通り、関東大震災によって生まれた湖です。
 釣り人がいっぱいいましたね。



 震生湖の周りには周回ルートがあり、その途中に福寿弁財天があります。
 その前にベンチがあったので、ここで昼食をとることにしました。





 震生湖から元の道に戻ります。



 車道から細い道に入って少し行くと、すぐに浅間台があります。



 えーと、一応この少し高くなっている辺りが山頂のはずなのですが……。
 浅間台は標高221m。弘法山、権現山よりまだ低いです。舗装路ばっかりだし、なかなか山登り感が感じられませんよ。

 ここからまたずーっと、アップダウンのあまりない農道を行きます。



 山登り感はあまりないのですが、丹沢山系の南側にある丘陵地帯を歩いているので、北側に丹沢山系が良く見えるポイントがちょいちょいあります。だんだん雲も出てきましたけど、この辺の眺望は素晴らしかったですね。



 やがてまた住宅地に。頭高山という看板を目印に、どんどん西へと進んでいきます。





 ようやく山道に差し掛かってきました。



 このまま西に進み続ければ頭高山に出るのですが、その前にちょっと寄り道。南に折れて、八国見山、そして高尾山(東京にある有名な山とは違う山です)を目指します。



 八国見山へは右回りと左回りの二つのルートがあります。山頂へまっすぐ向かうらしい、右回りルートを進みます。



 ただ、こっちのルートは荒れ気味でしたね。歩けないほどではありませんけど。







 10分ほどで八国見山山頂に到着。
 八国見山は標高319m。山頂付近だけちょこっと急坂でした。



 八国見山は、駿河、伊豆、甲斐、相模、武蔵、安房、上総、下総と、八つの国が見渡せるため、八国見山と名付けられた、ということでしょうか。



 ただ、周りは木が多く、西の方にちょこっと眺望があるくらいですけどね。



 続いて高尾山へ行くべく、南下していきます。



 少し行くと、なんか強烈な下り階段が登場します。
 うへー、と、思わずげんなりしちゃいました。降りるのはいいけど、帰りにまたここを登らないといけないのか……。



 道路わきは広大な墓地。まだほとんど埋まっていないようで、端っこの方に少しだけ墓石が並んでいました。



 しばらく進むと、また階段を登っていきます。ここはまだ、それほどの高さでもないですね。



 階段の先は、あまり踏まれていない山道。



 でもすぐにまた、農道に出ました。



 そのまま舗装路を登っていきます。



 山道になったなー、と思ったら、すぐに高尾山山頂です。
 高尾山は標高307.7m。柵もあるし、建物もあるし、どうも私有地っぽいような……。眺望もないし、ピークハントしたい人以外はあんまり来る意味は無いかもしれません。



 そして強烈な登り返し。この階段を登るのがキツかった……。
 ここまでそれほど疲労は来ていなかったんですけど、この階段を登ったあたりからちょっと脚に来だしましたね。

 帰りは八国見山の左回りルートを通りましたが、こちらはよく整備されていて、大変歩きやすい道でした。





 分岐点に戻り、改めて頭高山を目指します。
 でも、ここからまたしばらく舗装路。このハイキングコース、本当に舗装路多いなぁ……。



 もうすぐ頭高山。でもその前に、ちょっと下に降りて、「渋沢丘陵ハイク2021」の三つ目のチェックポイント、「白山神社」へ。



 白山神社の鳥居の後ろには、2本の高い杉の木が生えています。
 樹齢は推定600年。樹高は44mになり、かながわの名木100選にも選ばれています。









 改めて、頭高山へ。



 ここからまた久しぶりの山道になります。



 山頂手前に東屋とトイレがあります。



 東屋から山頂へはもう一息です。



 頭高山の山頂に到着。
 頭高山は標高303m。どこから見ても丸い頭の形をしているのでその名がつけられたようです。

 山頂には東屋があるのですが、この日は団体さんが来ていて座れるところをすべて占拠されていたので、山頂周辺をぐるっと1周して、すぐに下りてきてしまいました。

 そうそう、頭高山が「渋沢丘陵ハイク2021」のさいごのチェックポイントでした。



 これで「渋沢丘陵ハイク2021」もスタンプコンプリートです。





 で、本当はこの後、神山滝の方へ下りて新松田駅から帰るつもりだったのですが、その下山ルートがよくわかりませんでした。看板は出ているのになぁ……。
 仕方がないので、渋沢駅方面へ下りていきました。こっちに下りるなら、頭高山の前に白山神社に寄る必要なかったんだけどなぁ。





 休憩も含めて行動時間は5時間40分、移動距離は24.2㎞、累積上りは1105m、累積下りは958mでした。軽めのコースだったとはいえ、2つのコースをつなげたのはさすがにキツかったですね。

 ただ、数字ほどキツく感じなかったのも確かで、去年歩いた臼杵山とかの方がよっぽどキツかったような気がします。ポイントとしては、急登がほとんどなかったことと、登りがあまり長々と続かなかったということですかね。
 私の歩き方の問題もあるかもしれませんが、低山縦走だと登って降りて登って降りての繰り返しなので、下りに差し掛かると歩きながらでもちょいちょい休めるから、割と休まずにずっと歩き続けられるんですよね。それが一つの山に登って降りる場合は、前半ずっと登って、後半ずっと降りることになるので、自分で意識的にペースを落としたり休憩を入れたりしないと、歩き続けるのがキツくなってしまいます。

 今回のコース、特に渋沢丘陵は丹沢山系の南側を東西に伸びているので、北側にビューポイントが多く、眺望という意味では楽しむことができました。ただやっぱり、舗装路が多すぎるんですよねー。山歩きという意味では、ちょっと物足りなかったです。


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