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雑居空間
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 あけましておめでとうございます。
 今年は卯年ということで、ウサギをモチーフとしたPCエンジンのシューティングゲーム『ラビオレプススペシャル』をプレイしました。






宇宙暦6809年
緑豊かな美しい国 バニーランド
人々は気のいい王様と美しいお姫様のもとで平和に暮らしていました

ところがある日!

「行けい、兵士達よ
 国王と姫を囚え、妖魔王様へいけにえとしてささげるのだ!」

突然の異星人の侵略で街は破壊され、しかも王様たちは囚われの身に…

「うぉぉお!! うさぎよほほお、助けてくれえい」

急げ 伝説の勇者「USAGI」よ!
妖魔王を倒し、王様達を助け出すのだ!


「ラビオレプススペシャル」マニュアル冒頭のマンガより


 マニュアルの冒頭には、「ラビオレプススペシャル」のストーリーが、マンガ仕立てで描かれています。バニーランドの人たちがみんなウサギの格好をしていたり、お姫様が「そうどすなぁ」となぜか京都弁を喋っていたり、円盤状の身体に緑の頭と手足がついている異性人の兵士が異常にキモかったり、3ページしかないのに突っ込みどころはかなり多いです。が、妖魔王が何なのかとか、勇者「USAGI」が何なのかとか、肝心なところの説明は一切ありません。まあ、それっぽいストーリがありさえすれば、細かい設定なんて無くても充分なんでしょうけどね。
 ステージは全部で6ステージ。今後のルートとして、敵宇宙船、アステロイドベース、そして妖魔王の星と進んでいくらしいことがわかります。





 ゲームはライフ制のシューティングゲーム。3つあるSHIELD が敵と接触するごとに減少し、ゼロになるとUSAGI は大破してしまいます。アイテムのにんじんを取ると、SHIELD は回復します。
 通常SHIELD は最大3つですが、“シューティングゲームの苦手な女の子のために”ということで、SHIELD を4つにする裏技もマニュアルに記載されています。私は“シューティングゲームの苦手な女の子”ではありませんけど、多分この裏技を使わせてもらうことになると思います。

 攻撃方法としては、ショット、ミサイル、パンチの3種類があります。
 ショットはいわゆる通常弾。ボタンを連打しなくても、押しっぱなしでそこそこの連射になってくれます。ただし、攻撃力はかなり弱いです。
 ミサイルは放射状に6発発射され、ホーミングして敵に命中してくれますが、弾数は限られています。
 そしてもっとも特徴的なのがパンチです。これはショットと同じボタンを使用し、敵が離れているときにはショットが発射されるのですが、近距離まで近づいてきたときにはパンチが発動します。

 このゲーム、かなり難易度は高いです。
 その理由の一つは、キャラクターの大きさが大きいことです。自機も敵も結構大きいので、相対的に画面中に空白が少なく、敵を避けるのが困難になっています。また、敵が出現してから自機と接触するまでの時間も短いことと、自機よりも移動速度の速い敵が多いことも(スピードアップアイテムは存在しません)、回避の難易度を上げる一因となっています。

 そして難易度の高いもう一つの理由が、扱いにくい、個性的な攻撃方法です。
 回避が難しいということは、裏を返せば、さっさと敵を倒さなくてはならないということを意味しています。しかし全体的に硬い敵が多く、ショットだけではまともに撃破していくのは大変です。ということは必然的に、より攻撃力の高いミサイルやパンチを多用していかないと進んでいくことはできないのです。
 しかしミサイルには弾数制限がありますので、そうポンポン撃ちまくるわけにはいきません。また、パンチは射程距離がかなり短いので敵に命中させるのが難しく、しかも敵からの反撃も喰らい易くなってしまいます。さらに連射も利きません。とにかく扱いづらい攻撃方法なんですよね。

 このゲームを進めていくためには、パンチの操作感覚に慣れ、ミサイル使用のタイミングに精通する必要がありそうです。そして敵からの攻撃を喰らい易く、こちらの攻撃は当てにくいという特性上、敵の出現パターンを研究して、それに即した行動を取っていかないと、完全攻略というのは難しいのではないかと思います。とにかくやり込み必須のゲームであると言えるでしょう。
 私はシューティングゲーマーとしては、反射神経型と言うか、モグラ叩きのように出てくる敵に臨機応変に対応するタイプの人間ですので、このゲームにはちょっと苦戦しそうです。



 どうでもいい要素ですけど、USAGI には足がついているので、床を歩くことができます。まあ、壁に激突しない、くらいの意味合いですけど。





 ステージ1は、「宇宙船内の姫の妹を救出せよ!」。
 姫の妹なら、当然そいつも姫だろうと思うのですが、それはまあいいか。



 序盤は宇宙空間ですが、しばらく進むと敵の宇宙船に突入していきます。出てくる敵のデザインもそうなんですけど、この構成はグラディウスの最終ステージを彷彿とさせますね。



 中ボスとして登場するのは、牛型メカのテツーシ。突っ込んできたり、ジャンプしたり、狭い画面内を高速で動くのでかなり厄介な相手です。パンチは当てにくいので、ミサイルでさっさと撃退するのが吉です。



 かなり苦労しながら、ようやくステージ1のボスまで到達。
 こいつは前後に動きながら弾を吐き出す上に、レーザーを発射するファンネルみたいなヤツも飛び回り、しかもどこに当たり判定があるのかよくわからないという、ちょっとどうしようもない相手です。
 何の手ごたえも無いまま、このボス相手に2、3回くらい瞬殺されます。この手ごたえが無いというのが問題で、どうすればいいのかよくわかりません。
 結局、SHIELD 3でボス戦に突入し、ダメージを喰らいながらもミサイルを連発することでどうにかこうにか強引に撃破。あー、なんか全然勝った気がしない、爽快感のない勝利でした。



 宇宙船の内部で、姫の妹を救出。スーパーマリオで言う、キノピオのポジションですか。





 ステージ2は、「アステロイドベース国王を救出せよ!」
 全6ステージなのに、姫の妹と、王と、2ステージまでにさらわれた3人のうち2人までを助けちゃうわけですか。結局、ロリと爺さんはお呼びではなくて、いけにえとしては姫だけが重要だったってことなんですかね。

 このステージでは、アステロイドということで、岩が沢山飛んできます。



 中ボスの、なんかデカイ顔。こう見えて意外と動きが早いので、この後すぐに死んでしまいました。



 で、しばらくプレイしていたのですが、どうにも難しくて、2面のボスまで辿り着くことができませんでした。
 やっぱり難しかったのは、パンチを正確に当てる、ということろですね。殴るために敵に近づいていったら、勢いあまってぶつかったり、敵が吐いてきた弾を避けられなかったりして、ダメージを受けるというケースが多発してしまいました。ミサイルを撃ち渋ったせいで、敵を倒しそこなってダメージを喰らってしまうことも多かったですね。
 裏技でSHIELD を増やしたり、残機を増やしたり、クレジットを増やしたりできるのですが、どうもそういう数字的なレベルじゃなくて、もっと本質的な部分の実力が足りていないような気がします。

 しかしつらいのは、プレイしていてあんまり爽快感がないことでしょうか。ミスしちゃいけないというストレスばかりが強くて、上手くいった場合でも、成功したというよりも、失敗しなかったとう感覚の方が強いんですよね。そのあたりは、ジム・パワーと似ているかもしれません。
 たとえ難易度が高くても、プレイすること自体が楽しければ何度でも挑戦できるのですが、その部分が弱いので、挫折するのが早まってしまいましたね。多分、今後プレイする機会は、ほとんど無いんじゃないかと思います。



 デフォルトのハイスコアにすら届きやしねぇ。


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