SABUROU NIKKI

大阪のとあるパイロット訓練所での訓練日記です

7時ショーアップ

2007年03月16日 11時15分40秒 | Weblog
3月15日
 今日は高松へナビゲーション(クロスカントリー)に行ってきました
 
 朝日航空計器課程名物「7時ショーアップ」初体験でした
 午前7時に飛行前の準備を整えて7時からブリーフィング掛かるというものです
 準備は前日から続き、朝日航空には前日の午後6時半までしかいられないので、結構体にこたえます
 スクールには泊り込みは出来ず、空港の中に入れるのは午前6時から
 当然朝5時起き
 修行僧の気分です

 ブリーフィングでは結構細かいところまで指摘されます
 特に重量計算をした書類の数字は細かい指摘があります
 
 (アメリカにいるときは試験以外計算したことがありませんでした)
 ただ、僕らが目指すエアラインの飛行機はそうした細かい計算で飛ばすため、今のうちからその考え方を身に付けろ、ということなのでしょう

 一時間ほどブリーフィングをした後、駐機場で飛行機に乗り込みます
 
 
 乗り込んでエンジンをスタートしてからも細かい指摘は続きます
 
 今日は予定した高度は雲の中で外はずっと真っ白けでした
 こういうフライトは、ヒルズボローアビエーションでSKさんとボーイングフィールドに行ったとき以来です
 
 IFRは日本もアメリカもやっていることは基本的に同じです
 細かいところは違いますが

 今乗っているバロンという飛行機は事業用で乗っていたセスナ172に比べると複雑になり、その分手順なども増えてそちらに神経を結構使います
 乗り始めたばかりの機体なのでコントロールもまだ完全にはわかっていません
 
 僕らは三人一組で行きと帰りと目的地でのアプローチの三つを持ち回りで行います
 
 今回僕は真中のアプローチでした
 レーダーベクターでILSアプローチを三回やりました
 高松に着いた直後は何とかVMC(有視界気象状態)で出来る状態でしたが僕に交代した直後から巡航高度がIMCになり、アメリカのPOP UP IFRのようにしてVFR(有視界飛行方式)とIFRを入れ替えながら飛びました
 
 飛び上がる直前、タイミングを逃して旅客機が先にクリアランスをとり飛び上がりました
 後方乱気流の関係であと3分は飛び上がれません
 機体に備え付けのタイマーで三分を測ります
 一分2000円、待ち時間だけで一万円ほどが飛んでいきます
 タクシーのように料金メーターがついていたら、訓練どころではないでしょう
 

 まだまだATCと機体のコントロールが出来ていません
 旋回するときに高度が下がってしまいます
 今日は特に旋回のときいつもより高度が落ちました
 なぜかはわかりません
 
 教官が午後4時から会議があるとのことで昼飯も取る時間が無く給油をして直ぐに八尾に帰りました

 八尾に帰ると僕も訓練仲間も疲れ果てていました

 明日はシミュレータの準備です
 本当は一日休みたいですけどね
  
 

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