SABUROU NIKKI

大阪のとあるパイロット訓練所での訓練日記です

同期の結婚式

2007年12月26日 07時08分20秒 | Weblog
12月23日
 今日は同期の訓練仲間の結婚式でした
 
 結婚式に参列するのは10年ぶりです
 チャペルに入るのは初めてでした
 父親に手を引かれて行く花嫁さんもはじめてみました
 午前中空にあった雨雲もすっかり取れて晴れ渡った空の下、花びらを浴びて訓練仲間のOさんと嫁さんは幸せ一杯!
 良かった良かった

履歴書出しました

2007年12月19日 20時22分24秒 | Weblog
12月19日

 今日は墜落事故で友人を無くしてから一年です
 そういえば彼に最後に会ったのはその一年前でした
 自分ひとりで部屋で冥福を祈りました
 パイロットでありつづける限り、必ず地上に無事に帰ってくると決意を新たにしました
 
 今日、第一志望の会社に願書を出しました
 一次面接まであと3週間
 これから正念場です
 

全員卒業

2007年12月11日 11時12分35秒 | Weblog
12月11日
今日は同期の訓練仲間の計器飛行証明実地試験でした
 結果は合格
 良かった良かった

 これで朝日航空AAC65期生の11人が全員卒業しました
 長かったような短かったような
 もうすでに7人が就職し働いています
 早くこの人たちに追いつかなくては
 一ヵ月後にある入社試験に向けて頑張ります

シミュレータの練習

2007年12月05日 08時48分59秒 | Weblog
 12月5日
 最近、訓練仲間の人と航空会社の試験に備えてパソコンを使ってシミュレータの練習をしています
 
 これまで自費訓練で乗ってきた飛行機よりはるかに速く大きい機体で、勘をつかむのに苦労しています

 10ノットから30ノットくらいの違いなのですがそれでもこれまでと同じ感覚で修正しようとするとずれがどんどん大きくなっていきます

 日本の訓練を始めた頃、「高度1フィート、速度1ノット、ヘディング1度もずらすな」といわれたことを思い出します
 当時は「そんなもんできるかい!」と思っていました
 でも、今旅客機の操縦を想定して練習しているとその意識がいかに大事かわかります

航空会社の「当たり前」

2007年12月03日 12時36分11秒 | Weblog
先日航空会社で訓練中の先輩からお話を聞く機会がありました
 その方は訓練も佳境に入り、OJTを終えれば晴れて副操縦士としてデビューされます

 最近は航空会社の入社試験に合格する人が減ってまた社内訓練でエリミネート(脱落)する人が多くなってきました
 それについて僕が「厳しくなってきましたね」というと先輩からは次のように言われました
「いま厳しいと言いましたよね。その時点ですでに考えが甘いんですよ。厳しいんじゃなくてそれが当たり前なんです」
 
 続けて
 「飛行機を飛ばすのは当たり前
  機長とのコミュニケーションができるのも当たり前
  緊急事態の対処ができるのも当たり前
  後に客を乗せてるんだから」
 とのこと

 そのとおりなんですね
 これまでにもよっこさんからエアラインがどのような世界かを聞いていましたが、それを忘れていたようです
 
 就職してパイロットとして人生を送るためにはまず「航空会社の当たり前の水準」をクリアーする人間になることです

 自分の甘さを思い知らされた一日でした
 先輩に感謝です