SABUROU NIKKI

大阪のとあるパイロット訓練所での訓練日記です

素敵な手紙ーー植松努さんのエントリーから

2013年06月08日 10時02分15秒 | Weblog
 児童虐待をなくすため宇宙開発に取り組む町工場植松電機。専務の植松努さんのエントリーです。
  工場見学に来てくれた男の子からの手紙が紹介されていました。
 僕自身パイロットの夢を寄ってたかって叩き潰され15年も遠回りさせられ、散々ハンディを背負い苦労してきました。
 僕の20代までの周囲の人たちは航空関係者と無縁の人ばかりでした。
 だからパイロットは「別世界」だったのでしょう。
 だから「(その人自身にできないと思っているから )お前にできるわけがない」と言ったのでしょう。
 でも、僕はよっこさんと出会いました。
 パイロットの夢を取り戻し、生きる希望を取り戻しました。
 今、僕を取り巻く友人や支えてくれる人たちはほとんどが航空関係者(パイロット、訓練仲間、グラハン仲間、メカニック、管制官、教官、スクールの事務員さん等)です。
 周りの大人が言ったとおりに生きたら絶対に出会うことのなかった人たちです。
 そういう人たちが今の僕を支えてくれています。
 だから、この手紙を書いてくれた子を全力で支えたいです。
 きっとこういう子が日本の未来を支えてくれます。
 それをぼくらは全力で応援しなくてはなりません。
 前置きが長くなりましたが、以下に植松努さんのエントリーを添付します。
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  1. 先日見学に来てくれた子から、素敵なお手紙をもらいました。

    その子は、科学が大好きだそうです。
    好きすぎて、友達から非難されてしまうこともあるほどだそうです

    その子は、植松電機の見学ですごく感動してくれて、
    自分の夢を追いかけようと、心が動いたそうです。
    もっと科学が好きになったそうです。
    夢が広がった気がしたのだそうです。

    ... その子の夢は、素粒子物理学者。

    その子の手紙は、こう締めくくられていました。

    「夢を叶えたら、かならずまた来ます。
    そして、自分と同じく、心を動かされた人達が、
    実現した夢の話をしに、幼き日に見たのと変わらない植松電機へも戻ってくることがあればいいなと思っています。」

    うえーん。
    神様。この子の前途に光明を。
    フォースの共にあらんことを。

    信じた道を突き進むとき、その道が困難であるほど、
    その道を歩んだことのある人が少なくなります。
    だから、理解や共感をしてくれる人が少なくなります。
    ときには、
    自分が理解できないことを正当化するために、
    「そんなこと知る必要がない」
    「くだらないこと考えている暇があったら・・・」
    と、否定してしまう人もいます。

    そんな人は、自分の人生にプラスの影響を持ちません。
    だから、ほうっておけばいいのです。

    どうか、困難に立ち向かわない人達に負けないで。
    突き進んだ先には、同じく困難を乗り越えた、
    素晴らしい仲間がまっています。
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