SABUROU NIKKI

大阪のとあるパイロット訓練所での訓練日記です

素敵な感想文

2012年03月18日 20時26分35秒 | Weblog
一ヶ月ぶりのサブロウ日記です。

 今日はあるメールマガジンで見つけた素敵な感想文を紹介

します。

 北海道の赤平という町に「児童虐待をなくすために自腹で宇宙開発に挑む町工場」植松電電機があります。

 その植松電機の植松努専務の講演を聞いた一人の女の子が書い

たものです。

 長文になりますがご一読ください。

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「志通信」メールマガジン 2009.01 VOL.93♪

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■希望

新年を迎え、希望に溢れる一年にしていきたいという
想いを強くしています。

昨年最後の出張は、雪の北海道へ…

植松電機の植松専務さんの取材で見せていただいた
ある小学6年生の女の子の作文
(ロケット教室の感想文)をご紹介します。


■夢に向かって

『夢に向かって』

「将来何になりたいの?」

私はよくこう聞かれます。そして、迷います。

私には三つほどなりたい職業があります。
小学校の先生、バトミントン選手、ピアニストです。

「ピアニストなんてよっぽど上手くないと...」、

「バトミントンってセンスもいるしねぇ」

私はこのような言葉を聞くと、

「やんわり無理って言っているんだな」

と思ってしまいます。

植松先生のロケット教室のことを話した時も、
学校の先生に「今回はちょっと...」と言われて、
とてもがっかりしたけれど、あきらめてしまいました。

もしかしたら、私は大人が無理と言ったものは、
無理と考えてしまうくせがついていたのかもしれません。

そんな時、私の中で一生けん命さけんでいる

「あきらめちゃだめだ!」

という声に気付いたのは、植松先生の

「だったらこうしてみたら」

という言葉に出会うことができたからです。


これがだめだったら、ああやってみればいい。

一人でできなければ、二人三人でやればいい。

実験そうちが無ければ、作ってしまえばいい。


この言葉を聞いた時、私は

「前向きな気持ちと強い意志、
そしてたくさんの努力と夢への希望さえあれば、
どんな夢でも実現できるんだな」

と思いました。

そして、お父さんと学校の先生達が話し合って、
今日の素晴らしいお話を聞くことができました。

私はあきらめなければ夢は叶うということを
はだで感じることができました。

また、私は先生がお話の中で

「お金があったら本を買いなさい」

とおっしゃっていたのをすごくよく覚えています。

私は、SF小説と推理小説が大好きなので、
よく本を読んでいます。

私は本から学んだことがたくさんあります。
だから、先生の言っていたことの意味がよく分かりました。

それから私は、お金があまり無くても、
たくさんのことを学ぶことができると思いました。

その方法は、人の話からたくさんのことを学ぶことです。

私は植松先生から絶対にあきらめなければ
夢は叶うということを学びました。

友達の話から友情のことを学びました。

先生が「人の話をよく聞きなさい」と言うのは、
おたがいに話を聞き合って、
自分をたかめあうことができるからだと知りました。

それからなりたい仕事と夢とはちがうものだと聞いて、
最初はびっくりしたけれど
お話を聞いているうちに納得しました。


仕事は人の役に立つためにするもの。

夢は、自分が追い続ける希望の光。


これを聞いて、私は

「自分の夢って何だろう」

と考えてみました。

その時、私の心には、
なりたい職業のことがうかんできました。


未来の社会の希望の星を育てる先生、

一生けん命な姿で勇気を与えるバトミントン選手、

聞いている人が幸せになれるピアニスト。


この三つに共通するのは、

「人のために一生けん命になって、
その人に幸せになってもらいたい。
ずっと笑顔でいてほしい」

という気持ちだと思います。

そしてこれこそが
私の心の中にある夢なのではないかと思いました。

私達はこれから大人になって働きます。

その頃になっても、私はこの夢を絶対に忘れず、
絶対にあきらめずに努力したいと思います。

私は植松先生の教えを心の宝物にして、
一生自分の夢を増やし続け、
実現させる努力をすることを誓います。

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 数年後、同じ女の子が植松努専務に送った手紙を以下に添

付します。

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☆ 思いやり ☆ 優しさ ☆ 感謝 ☆ ==============

「志通信」メールマガジン 2012.2 VOL.130

========================= Good Communication♪



■ステキなお手紙


植松電機の植松努専務から

届けていただいた

ステキなお手紙を紹介します♪



(こちらがそのお手紙です ↓)


植松 努様


私は、ロケット教室に

強風で二度来ていただいた

○○県△△市の小学校の卒業生で、

当時、児童会長をしておりました

○○と申します。


今は、○○中学校の3年生で、

春から○○県立△△高等学校に

進学することに決まりました。


厳しい寒さが続いていますが

お元気でいらっしゃいますか。


遅ればせながら、

マンガの『植松電機1』を本日入手し、

早速読ませていただいて

大変驚きました。


物語の最後の方に出てくる

小学五年生の女の子の感想文に

見覚えがありまして

何度も何度も読み返してしまいました。


それは、幼き日の私が書いた

心からの気持ちでした。


私は今まで、あの時の志を、

「誰かの為に一生懸命になって

 その人のことを、幸せにしたい!

 笑顔にしたい!」

という夢を

ずっと忘れずに過ごしてきました。


そうすることが出来たのは、

本当に植松先生のおかげなんです。


「その夢を実現させるために、

 今の自分にできることはなんだろう」

毎日そう考えながら、過ごしてきました。


時に、その夢を実現させることは

不可能なんじゃないかと

くじけそうになりました。


自分を見失いそうになって

迷うこともありました。


でも、私は一度も、

あきらめてしまおうとは思いませんでした。


それは、植松先生が

あきらめないことの大切さを

私に教えてくださったからです。


「だったらこうしてみたら?」

という魔法の言葉を

私に教えてくださったからです。


私は、小学校に引き続き生徒会に入り、

生徒会長として一年間、

行事の運営などを中心に

働かせていただきました。


そこで、こんなことがありました。

私たちの中学校では、

毎年「新入生歓迎会」というものがありまして、

生徒会が、部活動の紹介を中心に

学校のことを紹介していました。


そこでの、毎年恒例のメインイベントが

部活動による実演説明でした。


毎年、迫力のある実演に

部活動の様子が良くわかると評判で、

私たちも、先輩方のその姿に憧れて

入部する部活動を決めました。


しかし、今年は時間割の都合上、

例年二時間取れるところが

一時間しか時間が取れず、

とても実演をやる時間は

取れそうにありませんでした。


先生も、他の生徒会役員も

どうすることもできず、

口頭の説明だけで終わらせようという方向に

話は進んでいきました。


私は、何も言うことができませんでした。

でも、このままでは悔しいと思いました。

まだ何か出来るんじゃないか…

そう思いました。


そこで私の頭に浮かんだのが、

植松先生が言ってくださった

「だったらこうしてみたら?」

という言葉でした。


気付いたら私は

「ちょっと待って。何か手はないかな?

 あきらめるのはまだ早い気がする。」

そんなことを言っていました。


すると、他の生徒会役員も

先生も同じ気持ちだったようで、

もう一度考え直すことになりました。


結局、生徒会役員の一人が

「だったら、各部活のビデオを撮って

 それを放送したらどうかな?」

と、提案してくれて、

それから協力して

全ての部活の活動をビデオに収め、

口頭の解説と共に放送することに

成功しました。


後日、生徒会に寄せられた感想文に

こんなことが書いてありました。


「普段の活動の様子が見られて、よかったです。

 大変だったと思いますが、

 ビデオとってくれてありがとうございました。」


それを見て私たちは、自然に笑顔になりました。

口には出さなかったけれど、

きっとみんな思ったことは同じでした。

「あきらめなくてよかった」


私はこれからも、あの日の夢を、志を忘れずに

一日一日、今できる精一杯の努力をしていきます。

何があっても絶対にあきらめません。


煮詰まってしまった時には、

魔法の言葉を必ず思い出します。


「だったらこうしてみたら?」


その言葉は私に、

一歩を踏み出す勇気をくれるからです。


そして、これから様々な経験をして

周りにいる多くの人が笑顔になれる、

たくさんの子供に希望を与えられる、

そんな大人になれるように

努力していきたいと思っています。



■本望です


植松さんと出会い、

その想いを伝えたいと願って

感コミ「植松電機1」の

取材が始まりました。


北海道赤平市の植松電機さんに何度か伺い、

東京や北海道、岡山の講演会や

北海道大樹町での打ち上げに参加し、

お忙しい植松さんにご協力いただいて

次第にシナリオが固まってきました。


確か、北海道帯広市で

漫画家の西原大太郎さんと3人で

打ち合わせをしていた時、

植松さんがカバンから

出してこられたのが

この作文でした ↓

http://www.kokorozashi.co.jp/kokorobn/kokorozas

hi93.html



そして、数年が経過した先日、

ステキなお手紙が届いたのです。


嬉しくて涙が出ました。

植松さんも涙が止まらなかったそうです。


「人と出会い、

 人を励まし、

 人に励まされる」


感謝です。



■編集後記


今度高校生になる○○さん。


どこかでお会いできることを

楽しみにしていますネ♪

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以上掲載終わります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

では。