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かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

今日は[8月19日)は俳句の日とか。

2017-08-19 | 気ままなる日々の記録

  今日8月19日は俳句の日とか何とか俳句を書いてこのブログにしようかと、午前中句作に励んだが、ついに、一句もできず、自分の専攻が数学だったことを恨んだ。

  僕の専門は「ヒルベルト空間論」である。正直に告白すると、このヒルベルト空間論もよく分かっていない。4年の時ゼミナールということで、1年かけて英文の「ヒルベルト空間論」を読みました。指導教官は世界確率学会の機関誌編集委員をしておられた飛田先生だ。数学者で確立を専門に研究しておられる学者は大勢おみえになる。その中でよく論文をお書きになる人や、最新の理論を勉強しようと思っておられる学者が、高い年会費を払って学会に入られ、会員になると自分の研究成果を発表する機会が与えられる。これが機関紙への投稿である。世界各国の会員から投稿される原稿をよく読み、将来性のある研究かどうかなどその論文の価値を評価し機関誌に載せるかどうかを判断する人が編集委員である。或る時先生はロシア語の応募論文を審査することになったと云ってロシア語の勉強を始められて僕は腰を抜かした。

 書いてある内容が難しくて、その上使われている言葉が文字さえ見たこともないロシア語であったら、思っただけで頭が痛く気が狂いそうだ。「それは、大変ですねえ」とぼくら学生が云ったら、先生はいとも簡単に「これが経済学や社会学だったら大変ですが、数学は世界共通の記号を使い、難しいところは数式で証明してしまうから、ロシア語の文法だけ勉強すれば、まず間違えることは無いよ」と云っておられた。

「ヒルベルト空間論」というのは、アインシュタインが特殊相対性理論を発表した後、一般相対性理論に拡張されたとき、猛勉強されたと云われている理論で、ヒルベルトが研究対象にした集合の要素は関数であった。端的に云えば微分方程式の解が考えている集合のなかにあるか、ということのようである。ちょっと、藪の中にはいってしまったので、此処で打ち切ります。シツレイシマシタ。(T)

  

                    8月の宵

 

 

 

 


今日[8月19日)は俳句(819)の日である。

2017-08-19 | 気ままなる日々の記録

 

  何時頃から[俳句の日]ができたか寡聞にして知らない。

 言葉の変化は忍び寄る寒気のように忍び足で入ってきて気が付くと全国を覆っている。

  そういえば、台風と云う言葉も僕が子供の頃は使われていなかった。大風(おおかぜ)といっていた。此処で思い出すのが、今のようにテレビも新聞の無かった頃。大風が来るという予測は村の古老によってなされていた。

  大風が来るということになると、各家庭のお爺さんやお父さんは急に忙しくなる。

  屋根の頂《いただき;棟》の両端の東側か南側に草刈鎌(かま)を立てなければならなかった。

 理由は風の神様が体を鎌で切られないように、除けてお通りになるからである。

 そして、そうした準備をしていて、突風にやられて、転げ落ちないようにと云う注意をテレビで云ったりはしない。

 当たり前の注意だからである。もし、当時、テレビでそんなことを云ったら「子ども扱いするな!」と云って大人はテレビを消したことだろう。

 最近のテレビは大人に向かって、親切顔をして、幼児に云うような注意をする。当たり前の注意は云われなくてもするというのが大人になったということである。

 更に最近の新聞用語で困るのは、TPPのようにアルファベッドを並べた見出しである。分かっている人には便利かもしれないが高齢者泣かせである、

 僕の友人なんか怒って新聞購読を止めたといっていた。日本の新聞は、我が国の義務教育で教えている表記で書くべきである。

 ニューヨークタイムズと同じ「見出し」を縦書きで用いて何処が嬉しいのだろう。(T)