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かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

週刊文春 7月27日号 その2

2017-08-09 | 気ままなる日々の記録

 読みたいエッセイの続きが楽しみで、いそいそとコンビニへ買いに行った7月27日号の表紙について書こうと思う。

 私はもともと表紙のイラストレーターのフアンになっていたのだが今回は店で手にした途端「わー、これは素晴らしい」と思った。グレーのバックに真っ白なエアーメールが題材である。しかも郵便局のスタンプがカナダとはっきり押されてある。一目見ただけで、何と夏らしく涼しさを感じさせる表紙だろうと思った。10ドルの切手には、針葉樹の木々が茂る緑深い森。15セントのもう一枚の切手には、切り立った岩山の峰々と野生の動物たち。よく見ると2枚の切手の上の方にはフランス語と英語の両方で郵便料金と印刷されている。切手の下の方には大きな活字でcanadaとある。どう見ても本物と見間違えそうである。

 後で分かったことであるが、この表紙は1978年4月20日号に初めて載ったもの。今年の7月20日号で2000回達成したものによるアンコール作品であることを知った。道理でいい筈と一人で納得しているわけであるがこれからは時々アンコ―ルの作品がでるらしい。買わなくても表紙だけでも見られる。一日おきに400円は買い物をする常連客にはこれくらいのことは許してもらえそうな気がする。

 週刊誌の出来上がる水曜日には、和田家の玄関には見本が置いてあり、それを見て奥様の平野レミさんが「和田さん、上手じゃん」と云うと「一応プロだからね」とクールな返事が返ってくるそうだ。

 何とも爽やかな夫婦の会話ではないか。(E)

       

                                                                   散歩道で。

 

 

 

 

 

 

 


涼風至る。

2017-08-09 | 気ままなる日々の記録

  日本の古来から使われてきた「七十二候」によると、昨日八月八日は「涼風至る」で涼しい風が初めて吹いてくる頃だといいます。

  朝夕のちょっとした風の中に秋の訪れを感じさせると云います。

 「涼風」(りょうふう)を「すずかぜ」と読んで俳句の世界では晩夏の季語だそうです。

 こうした日本人独特の季節感に満ちた言葉を大切にし次の世代にも伝えるべきだと思うのだがどうだろう。

 義務教育の学校でキチンと教えて、何千年もこの地に住み移ろう季節を慈しんだ先輩たちの言葉と感性を次の世代に渡したいものだ。

 酷暑と極寒しかないアメリカ大陸やヨーロッパ大陸の人たちの真似ばかりすることが文化的ではなかろう。

 子どもの頃母親から日没を「綺麗な夕日だねえ」と教えられた子供こそ豊かな感性を持つ人になるときいたことがあります。俳句に見られる季節感あふれる感性は日本人の誇るべき特性で大いに若い世代に伝えたいと思う。(T)