百醜千拙草

何とかやっています

Get Up, Stand Up

2016-07-05 | Weblog
ちょっとピンチです。
唯一の戦力と言って良いポスドクの人がようやく2週間の研修から帰ってきて、この数年やっている有望なプロジェクトの完成に向けて最後の難所の実験に本腰を入れて取り掛かろうとする所でしたが、復帰二日後、家族の健康状態の急変で、戦線離脱、二ヶ月は復帰不可能の見通しという状態に陥りました。加えて今週から、女子高生インターンを受け入れるという予定が以前からあって、その人にほとんどの面倒を見てもらうつもりにしていたのです。

バタバタと最小限の引き継ぎの後、送り出し、しばらくしてから、状況が実感として迫ってきました。私以外の誰も彼女のプロジェクトをカバーできる人はいません。また、共同研究で別のプロジェクトを一緒にやっている人も今月一杯で、もとの研究所に帰ります。このプロジェクトもそれなりのインパクトになる予定で、その出版は、彼女(共同研究者)が研究者としての地位を確かにするために重要なのですが、かなりの技術的困難が予想される最後の実験が丸々、残っているという状態です。

グラントも遅くとも来年の3月までに出さないとチャンスを失いますから、その予備データのための実験を色々とやらねばなりませんが、この方もなかなか手探りが続いています。

少なくとも2ヶ月は、これらを全部、それなりに一人で回していかなければならなくなりそうです。週末の実験室で、しばらく呆然と一人立ち尽くしました。季節外れながら、荒野に残る一本の枯れ木に北風が吹き付ける、そんな心境です。

とは言うものの忙中閑あり、週末はニュースをチェックしていました。

私、アベ政権と公明党の悪口も、どうやっても一流になれない旧民主党の悪口も、もう言うのはやめておこうと思います。天網恢々、彼らの裁きは天に任せます。民進党に期待するのも無理です。今の民進党なら、仮に政権交代したところで、前回の空きカン以降のクズっぷりを見ている限り、政権を取った瞬間に自民党化するのが火を見るより明らかです。第三極に期待するしかなさそうです。

山本太郎氏推薦の無所属、三宅洋平さんの選挙活動が盛り上がっているようです。私は知らない人でしたが、選挙演説でのT-シャツに「Now you see the light. Stand up for your rights」と書いてありました。調べてみるとレゲエバンドの人のようで、なるほどと思いました。(学生の頃、試験勉強中の私の応援歌でした)イギリスの植民地であったジャマイカに連行されたアフリカ人奴隷と自公政権に奴隷化されようとしているニッポン国民が重なるのでしょうか。なんとか若者の共感を得て、頑張ってもらいたいものです。

権力や組織が個人の権利を蹂躙するのは、創価学会でも同じようです。三宅さんの選挙応援で、そんなことを予感させる創価学会員の若者のスピーチをリンクします。

創価学会員が公明党に「無理」宣言 https://youtu.be/3QKXPbVXAFc

学会員が、安保法案を批判すると「地獄に落ちる」そうです。キョーレツですな。アベ政権下のニッポンも地獄、どうせ地獄なら、一踊りしよう、そんな前向きさを感じますね。

Get up, stand up, don't give up your fight.... ちゅーわけで、意味は多少違いますが、私も頑張りたいと思います。
Bob Marleyの1980年のライブ


三宅さんによるカバー

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