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遊水池建設工事

2007-07-09 | 世界地理
遊水池は「落差工」のダム貯水池
百瀬川の洪水は遊水池に流入する。砂礫は遊水池の底に沈澱し、水だけが少量ずつ落差工を通って生来川に流れる計画である。落差工は完成した。しかし、遊水池は、百瀬川の天井川(トンネル)のすぐ上流に、まだ建設中である。遊水池は、百瀬川と生来川を結びつける「落差工」の貯水池の役割を果たす重要なものだが、工事の遅れは明白。
さらに、遊水池の土地所有者は誰か、遊水池工事はいつ完成し、落差工と接続するのか、不明である。
なお、建設中の遊水池は砂地を掘り下げただけの簡単なものではない。コンクリート製の巨大プールを完成させる計画である。(2007.6)

2003年11月
左が百瀬川。右が扇状地の新バイパスである。左側に遊水池から運び出した砂礫が積み上げられている。



2004年6月(2枚)
遊水池の建設地5万㎡が私有地で立ち入り禁止。私有地に遊水池を建設しているのか、遊水池建設予定地を先に買い上げていたのか、不明である。





2007年6月
貯水池にたまっているのは百瀬川の水ではなく、前日の豪雨の水である。遊水池はまだ建設途中である。2004年と比較すると、工事はほとんど進んでいないことが分かる。落差工は完成したが、遊水池はいつ完成するのか、分からない。




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