日本の風景 世界の風景

日本と世界各地の景観を、見直します。タイトルをクリックすると、目次(1)(2)(3)になります。

飲食店の禁煙

2010-01-04 | 貧困の起源
「喫茶店」というのは、たばこを吸いながら、お茶を飲み、人生の至福の時を味わう店である。
飲食店組合長と市長の連名で、「飲食業店舗内における禁煙について」という法的根拠の希薄な文書が当店に届いた。当店にPTA婦人部の喫煙撲滅隊が再三出撃し、理不尽にも、喫煙客の来場を妨害した。予想どおり半年で倒産した。
生活のため、酒類提供業者つまり「飲み屋」の許可を得た。「飲み屋」は喫煙が自由である。店の入口にはビールと徳利を並べたが、店の中には酒は置かず、喫煙自由の「コーヒー飲み屋」として、限りなく喫茶店に近い店を再開できた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




外来資本の軽食喫茶店は、飲食店組合に加盟せず、喫煙客を多数集めて商売繁盛となった。
喫煙は健康に悪いのは一面の真実である。しかし、喫煙によってストレスを解消して病気にかからず、健康を維持している、たばこ好きがいるのも真実である。

たばこを吸いたい者は吸えばいいのである。それで爽快な気分になれば、たばこのプラスの効果が作用していると思う。
たばこをいくら吸ってもまずくて、気持ちが晴れないならば、たばこをやめればよい。たばこをやめて爽快な気分になれば、たばこはマイナスの作用をしていたことになる。

喫煙者は肺ガンにかかりやすいそうである。肺ガン患者の2~3割は喫煙が原因であることは明白である。あとの7~8割は、喫煙と無関係である。
喫煙者は、肺ガン以外のガンにもかかりやすいそうだが、80歳、90歳になった老人にまで、禁煙を強制することはないと思う。生きている楽しみがなくなる。

喫煙も禁煙も個人の自由である。
外来資本が、広い店である利点を生かし、喫煙者と禁煙者の分煙を可能にしたのは、うらやましい限りである。これからの飲食業の進むべき道であろう。