日本の風景 世界の風景

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ブランド牛の限界

2009-11-26 | 貧困の起源
肉牛1頭を2年肥育して、300万~500万円で売れた。個別出荷で儲け、産地のブランド化を怠った。
BSE問題以降、非ブランド肉牛は1頭100万円以下の安値安定、1頭200万円以上の赤字となった。
肉牛は畑の堆肥つくりのため1頭だけ残し、あとは投げ売り。



高級ブランド牛肉の例
牛肉生産農家は単独では肉牛給量が不足し、商品的流通は不可能である。ブランド牛肉の指定を受けることはできない。
生産者組合をつくると、ブランド牛肉としての生産出荷が簡単である。組合規約には肥育方法が細かに書いてあるが、どんな肥育をしても、そしてブランド牛肉でなくても、おいしい部位の肉はおいしい。

三重県の高級ブランド牛肉(松阪周辺がブランド牛生産地域)
松阪牛   黒毛和牛 松阪牛協会
伊賀牛   黒毛和牛 伊賀牛生産協議会
鈴鹿山麓牛 黒毛和牛 一本松畜産組合
北伊勢和牛 黒毛和牛 宇賀新田肉牛組合

岩手県の高級ブランド牛肉(岩手県のほぼ全域がブランド牛生産地)
前沢牛    黒毛和牛  前沢牛協会
岩泉短角牛  日本短角牛 株式会社岩泉産業開発
山形村短角牛 日本短角牛 久慈農協短角牛肥育部会
江刺牛    黒毛和牛  江刺農協(奥州市)
岩手奥州牛  黒毛和牛  いわて奥州牛協会
キロサ牧場牛 交雑種   キロサ肉畜生産センター(岩手町)
いわて牛   黒毛和牛  いわて牛普及推進協議会
岩手短角和牛 日本短角牛 いわて牛普及推進協議会
岩手しわ牛  黒毛和牛  岩手中央農業協同組合肉牛専門部会
岩手東和牛  黒毛和牛  花巻農協東和支部
岩手北上牛  黒毛和牛  花巻農協

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肉牛肥育コストはなぜ高い
仔牛1頭の価格100万円以上
松阪牛や近江牛のような高級ブランド牛肉を肥育する農家は、仔牛産地の繁殖牛専門農家から、生後1年目の血統の優れた仔牛を買い入れる。仔牛の価格は100万円~200万円。他のブランド牛肉産地の、仔牛仕入れ値は30万円~50万円。

飼料(えさ)は1年1頭50万円以上
高級ブランド牛肉の飼料(えさ)は、生育段階で配合が微妙に変わる。各生産農家の秘密でもある。量的にも季節的にも、日本国内産の大豆・とうもろこし・牧草などは不適当であり、アメリカなどから輸入した飼料を与える。2年の肥育で100万円はかかる。労賃も含めると、1頭500万円が最低希望価格になる。
低価格ブランド牛肉は、仔牛30~50万円。飼料は価格第1に選び、自家製の飼料も与えるので、2年の肥育で50万円。1頭100万円が赤字・黒字の分岐点である。労賃を入れると、1頭200万円が最低希望価格。

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ジャスコグループのオーストラリア輸入牛肉
イオン(株) 2004年1月8日


「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」緊急大放出!!
これからも、安心でおいしい牛肉をお届けしてまいります

イオン株式会社は、タスマニア島(オーストラリア)のイオン直営牧場より牛肉を緊急輸入し、1月10日(土)より7日間、「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」拡販キャンペーンを実施いたしますのでご案内申し上げます。

当社は、米国でBSE感染牛が見つかったことを受け、国内産牛肉やプライベートブランド(PB)「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」の販売に力を入れてまいりましたが、米国産牛肉の輸入停止措置に伴う牛肉の供給や価格に対するお客さまのご不安を少しでも解消し、「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」の品質とおいしさをより多くのお客さまに知っていただこうと、今回、通常の2倍にあたる100トンを緊急輸入し、これまでと変わらないお値打ち価格にて販売してまいります。

オーストラリアのタスマニア島にあるイオン直営牧場では、成長ホルモン剤・抗生物質および肉骨粉・遺伝子組換え飼料を一切使用せずに肉牛を肥育し、オーストラリア・タスマニア州政府がそれを証明しています。また「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」は、自然の穀物を与え、通常の輸入牛肉の約1.5倍にあたる200日間以上という長期穀物肥育を行い、柔らかい肉質とおいしさを追求した商品です。その品種は、日本人好みの霜降り牛になりやすいブラックアンガス種の血統を受け継いでいます。

当社は、イオン直営牧場内での各工程の安全管理と品質管理について、国際レベルの自主基準を設定し遵守することで、「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」の素牛農家とイオン直営牧場を対象に、このほど第三者認証を取得いたしました。この取り組みは、2002年6月より導入している「SQF2000」という第三者認証システムを用い、安全と品質が確保されていることを、第三者機関に認証いただいたものです。

なお、当社は、イオンの自主基準に基づき、米国産牛肉の販売、およびPB「トップバリュ」における牛由来成分の使用を見合わせております。また、輸入牛肉のセーフガードが発動された昨年8月以降も、「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」の店頭価格を据え置いております。当社は、今後もお客さまに、安心でおいしい牛肉をお届けしてまいります。

   記

1. 実施期間 2004年1月10日(土)から1月16日(金)
2. 実施店舗 イオン(株)直営「ジャスコ」「マックスバリュ」等331店舗
3. 取扱い商品例
   ヒレステーキ用 100g  398円
   ロースステーキ用 100g 398円
   ももひとくちステーキ用 100g 248円
   ももかた切りおとし 100g 198円
4. 売上目標 2億円

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