昨晩、日頃お世話になっている人から早春の味覚の代表ともいえる「キトビロ」を貰った。
本州の人には「行者にんにく」といった方がわかり易いだろうか・・・。
幅広のニラのような野草でとても滋養強壮に効くが、反面臭いのキツイ山菜の事で、山間部で厳しい修行に明け暮れる修験者達がこの山菜を食べて鋭気を養い修行に耐えた事からこの名があるという。
北海道では別名「アイヌ葱」とも言われる山菜だ。
「アイヌ葱」と言われる所以ははっきりとしないが「アイヌの人が食した葱」という見方もあれば「アイヌの人の体臭のような臭いの葱」という見方もある。
北海道では恥ずかしいことに昔アイヌの人たちに対する差別があったのだ。
なので、今はスーパーでも売られていても決して「アイヌ葱」との表記はしない。
たいてい「キトビロ」「キトピロ」か「ヒトビロ」と表記されている。
でも美味しいんだ、これが・・・。
美味しすぎて名前なんてどうでもよく思える位(苦笑)
春になるとこれを目当てに山に入る人のなんと多いことか・・・。
今日はさっと茹でたものを酢味噌和えにして頂いた。この他、おひたし、醤油付けにしてもよし、卵ととじてもよし、焼肉と一緒に食してもイケル。
この辺りで取れるキトビロは茎が細いが、頂いたものは茎が太くとても美味しい。
聞けばニセコまで行って採ってきたものだという。
父は言う。
「土地に力があるんだな」と。
滋養強壮に効くとされるキトビロは根ごと持ち帰り、庭に植えても育たないと言う。
山のようなエネルギーが沢山ある土地ではないと育たないのだというのだ。
ってことは、山の力を食べているのね、私(笑)
寒い寒い北海道の冬を耐え、山の土を糧として芽をだした山菜は滋養強壮に効くのは当たり前のように思えてくる。
きっとアイヌの人も同じ様に思っていたんだろうな。そしてこれを食べる度に春が訪れたことを実感していたのだろう。
そんな感慨に更けながら、食した今日の夕食でした。
本州の人には「行者にんにく」といった方がわかり易いだろうか・・・。
幅広のニラのような野草でとても滋養強壮に効くが、反面臭いのキツイ山菜の事で、山間部で厳しい修行に明け暮れる修験者達がこの山菜を食べて鋭気を養い修行に耐えた事からこの名があるという。
北海道では別名「アイヌ葱」とも言われる山菜だ。
「アイヌ葱」と言われる所以ははっきりとしないが「アイヌの人が食した葱」という見方もあれば「アイヌの人の体臭のような臭いの葱」という見方もある。
北海道では恥ずかしいことに昔アイヌの人たちに対する差別があったのだ。
なので、今はスーパーでも売られていても決して「アイヌ葱」との表記はしない。
たいてい「キトビロ」「キトピロ」か「ヒトビロ」と表記されている。
でも美味しいんだ、これが・・・。
美味しすぎて名前なんてどうでもよく思える位(苦笑)
春になるとこれを目当てに山に入る人のなんと多いことか・・・。
今日はさっと茹でたものを酢味噌和えにして頂いた。この他、おひたし、醤油付けにしてもよし、卵ととじてもよし、焼肉と一緒に食してもイケル。
この辺りで取れるキトビロは茎が細いが、頂いたものは茎が太くとても美味しい。
聞けばニセコまで行って採ってきたものだという。
父は言う。
「土地に力があるんだな」と。
滋養強壮に効くとされるキトビロは根ごと持ち帰り、庭に植えても育たないと言う。
山のようなエネルギーが沢山ある土地ではないと育たないのだというのだ。
ってことは、山の力を食べているのね、私(笑)
寒い寒い北海道の冬を耐え、山の土を糧として芽をだした山菜は滋養強壮に効くのは当たり前のように思えてくる。
きっとアイヌの人も同じ様に思っていたんだろうな。そしてこれを食べる度に春が訪れたことを実感していたのだろう。
そんな感慨に更けながら、食した今日の夕食でした。