送電鉄塔の見える場所

稜線の向こうに消えてゆく鉄塔の列はどこへ続いているんだろう

南熊本宇土線で南熊本イオンモール宇城バリュー線、だけど

2010-02-14 16:15:14 | 気になる鉄塔
前々回の続き。
南熊本宇土線19号の腕金をもう一度見てきた。

                  

画像の上が若番側。右腕は部材が多いし補強までしてあって左腕よりずいぶん重そうだ。
送電線の走る向きがそれほど変わっていくところでもないのにどうして違えてあるんだろう。
よく見るとジャンパ線中央の長幹碍子(LP碍子かも。どう見分けたらいいんでしょう? )には右側のにだけツノが生えている。
画像では判り難いけど上下に2個連結した細長い碍子のそれぞれにアークホーンに似た金具が十字に取り付けてある。
こんなあっちもこっちもアシンメトリーな設計にしてあるのはやはり18号のせい?
18号との径間が約100mと普通より短いのも意味ありげだ。


         

問題の18号鉄塔。4回線でやって来た送電線がここで分岐している。
手前に延びてきているのが南熊本宇土線。右へ竹薮を越えていくのが南熊本イオンモール宇城バリュー線。
名前なげーよw 行き先はめっちゃ判り易いけどww
碍子数はどちらも1列8個×2列、ということはイオンモール行きも同じ110kVだな。
この18号、腕の数が多いしジャンパ線を大回りさせるため碍子もたくさんだし、これまでの鉄塔より中身が詰まっている感じ。

   
  結界に立つと「詰まっている」感さらにアップw                       結界の中心。下は中央部分の拡大。


しかしこの鉄塔(というかこれより若番の鉄塔)の最大の不思議はこっちだろう。

   
           B脚のプレート                                 A脚のプレート

回線表示札が変。上の路線と下の路線で回線の配置が反対だ。
まだ記事にしてない他路線も見た範囲で分かってきた限りではA脚側に1L、B脚側に2Lというのが普通なのだ。
南熊本宇土線は逆になっている。
いままでに見た他の併架鉄塔では上下とも同じ回線配置だったし、宇土線が1972年設置、宇城バリュー線が1997年設置で
宇土線の方が古いので「併架だから」という理由でこうなっている訳ではない。
宇土変電所まで行けばその理由が分かるんだろうか。

ご愛嬌なのが鉄塔番号札の宇城バリュー線の名前がシールで訂正されていることw 以前はダイヤモンドシティ線だったようだ。
そうそう、2年くらい前だったか店舗の名称変更があったから、それで路線名も変わったんだな。
大切な大口顧客様なんだから「旧店名でもいいだろ」って訳にはいかないよなぁ。
でも回線表示札と黄色い注意札の訂正にまでは手が回らなかったらしい。
路線の鉄塔全基に訂正シール貼った巡視員の方、お疲れ様でした。
 

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