八月は

鎮魂の月です。戦時中を思って。普段も割と我儘じゃない方ですが、この月は贅沢を追ったり好きな事をしようと思ったりする事にことさら罪悪感を感じてしまいます。あたしは生まれ変わりなのではないかと思うくらい、８月は気持ちが沈みます。

知らなきゃいけないと思って色んな本を読みます。他人事では決してない。たった７０年前の出来事ですよ？戦後２０年しか経ってない時に生まれたあたし。
小学生の頃の思い出に、街角でアコーデオンを引く傷痍軍人の姿があります。
物悲しい響きと、カンパを募る空き缶。
戦争で無駄死に（そう思います）させられた人たちの上に今の平和があることは日本中誰一人忘れちゃいけない事だと思います。




『さとうきび畑の唄』

森山良子さんの唄で有名ですが、内容も大変素晴らしいです。主演は明石やさんま。
戦争の事実を伝える、でもだれでも見やすいよいドラマです。これが現実だったんです。コレを見てなお我儘な生活が出来ますか？
人の為。家族とか身内のように身近な人の為ではなく、「国の為」「天皇の為」抽象的なモノの為に命を捨てなきゃならなかったんです。字が読めるなら硫黄島や沖縄戦の書物を読むべきです。知ってください。身が凍るような非道で理不尽な事実を。

この人たちの命に報いる人生を送らなきゃならないと思います。
戦争は二度と繰り返さない、とはっきり言えるように自分たちの子供を育てなきゃいけませんよね。