夕方

中高時代の友人からメルが。
「Ｍ君が亡くなったって・・」
えええ？

人の名前が覚えられないあたしです、でもその子の名前は何となく覚えてました。
確か中二の時同じ班で、班長副班長の仲（きわめて遠い）だったはず・・・
「なんで？病気？」
「離婚して地元に戻って来てたらしいんだけど。胃がんだって」
ひええ・・・；

Ｍ君は、記憶を思い起こしてみたら、思春期以降男嫌いなあたしが割と平気で遊べた貴重な思い出のある人でした。よく掃除の時間にガンダムごっことかしたもんです・・・・え、したでしょ？同年代の方々。
ホウキをビームサーベルに見立てて、背中に差しこんで・・しゅたって出すんですよ。「させるかあ！」とか言って。ああ思い出すわ・・・

明るいキャラクターだったのに。どこの高校に進んだのかも知らないし、その後どんな道を歩んでいたのかも当然知りません。だから、彼のイメージと繋がらないんですけど。離婚とか、ガンとか。

「まだ私たち、なんとか若いよね、もうちょい人生楽しみたいよね。母だし・・生きないと。無念だったと思うわ」
「ほんとだよねぇ・・まだ人生半分てとこだよ。健康に気をつけようねぇ；」

何があるか分かんないねぇ・・・（溜息）


先日母からの電話で、父が骨シンチの検査をするって。
「結果次第では、抗がん剤の治療に入るかもしれない」と言う母の声は静かでした。
「結果がわかったら教えて」と言っておいたのですが、何も言ってこず。
昨日電話してみたら、骨には異常がない（転移なし）ということで、若干薬は変わるものの現状維持、ということだったそうで。

やれやれ・・・・//
発病してからもう五年過ぎました。この病気の薬は、二年ほどで耐性が出来ると知っていたし、去年主治医からも「もうこれ以上強い薬はありません」と言われているので、今一番怖いのは骨への転移なんです。痛いからね。
生活習慣病に一番効くのは、明るく前向きに生活すること、だと思うんです。もちろん、治療は当然としてね？
どんなことでもいい、日々の中に楽しみがあって、少し先にも楽しみに待てるものがあって。
そういうことの繰り返しで病気と共存していくのが、今の父には一番だと思うんですよ。
孫が命の父なので、あたしも頑張って連れていくようにしたいと思います。