仲介者詐欺


仲介者詐欺


(上記はイメージです。)


台湾副首相、秘密資金詐欺事件で引責辞任(CNN.co.jpより)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200805060013.html

台北(AP) 台湾の邱義仁行政院副院長(副首相)は5日、パプアニューギニアとの外交樹立を目的とする巨額の秘密資金を仲介者に詐取された事件の責任を取り、辞意を表明した。

邱氏は3日前、台湾外交部(外務省)による仲介者への資金送金に関与していたことを認めた。仲介者は台湾人の男で、2980万ドル(約31億3000万円)の資金とともに行方不明になっている。

邱氏は「深く恥じる」と述べて事件の捜査に協力する姿勢を示し、民進党を離党する意向を明らかにした。検察当局は5日に邱氏を聴取した後、海外への渡航を当面禁止した。

黄志芳外交部長(外相)は2日、秘密資金がパプアニューギニアへの経済援助であったと説明。パプアニューギニアが外交関係を中国から台湾に切り替えることで同意した場合、台湾が同国への経済援助を実施する計画だったことを明らかにした。

台湾当局は2006年、パプアニューギニアとの外交樹立に努めていたが、可能性なしと判断して数カ月で打ち切った。






この詐欺事件のポイントは、巨額の資金を「仲介者」と名乗る人間に預けたという点です。

被害者は、その人を信じたのでとは言いますが、ほとんどの信じる根拠は「信用できると思った。」程度のことです。

多額の投資資金などお金を預けた段階で、何人か分を預かりそのまま持ち逃げすれば、一生遊んで暮らせるような場合も多々あるわけですから、仲介者で信用できそうというだけで信じれば、かなり痛い目に遭います。

また、日本では金融庁から許可を受けてもいない人物や会社が投資資金などを預かることは、出資法第2条の預り金の禁止という事項にあたり、出資法違反となります。

仲介者という人間にはくれぐれも注意し、その人物に投資資金を預ける場合は、そのお金が無くなる可能性も考慮しましょう。



(調査員トリー)

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