つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

秋の土用は水を替えるための禊 2019年秋の土用

2019-10-24 11:06:54 | l-暦・年中行事・記念日

暦の上ではおととい2019年10月21日(月)に土用入りした。土用とはすべてを土に還していくときで、年に4回。各季節の終わりに18日間ある。

今回は秋の土用。

冬が始まる立冬前の18日間になる。土用は土に還していく期間だから、どちらかというと新しいことを始めるのには向かない。

もっともこの世の中には無数の暦があって、どの流れ(暦)に乗るかはあたしたちは意識すれば選ぶことができる。だから「今まさに突っ走っているよ!」という方はきっとそちらの暦に乗られているのでしょう。どうぞご心配されないください。

太い流れ、みなが信じている流れほどパワフルではある。だから、昔から「暦を制する者は世界を制する」と言われるのかも。


一方、今「あんまりうまくいかないな」「やりたいのに力が出てこないよ」という方は無理強いせず、土用が明ける11月8日(金)まで待つのがおすすめ。

土用を、ひとことで「デトックスだよ」「大掃除だよ」「捨てていくときだよ」と解釈してもいいのだけど、せっかく四季があるから、この「秋の土用」ならではの味わい方を見つけられないかと考えるのが好き。

なので、今回も秋の土用について考える。


実のところ、「秋の土用」の記事を書くのは6年ぶり。ずいぶんブランクが開いてしまった。自身が過去に書いた「秋の土用」についての記事を読み返してみたとき、最初はまったくもってわからなかった。

また少しずつ考えていけたらいいな。

というレベルなので、ここから先は適当に読み飛ばしてください!!


冬は水の季節になる。冬になると水が入れ替えられるとおもっておる。

だからこの土用は、水を入れ替えられる前の最後の瞬間。入れ替えられる前にいまある養分が形になっていければうれしいし、名残を惜しむのいいよね。

そんなときな気がしている。


土用の考えは、陰陽五行から生まれたものです。
季節は4つだけど、五行(木火土金水)ある。だから各季節の終わりに土(土用)がある。

五行の生成順序は

1、太極が陰陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が北に移動して水行を生じ、
2、次いで陽の中で特に熱い部分が南へ移動して火行を生じた。
3、さらに残った陽気は東に移動し風となって散って木行を生じ、
4、残った陰気が西に移動して金行を生じた。
5、そして四方の各行から余った気が中央に集まって土行が生じた。
ウィキペディア


らしい。

となると、水が一番最初。だから今回の土用は新しい生成を始めるための大きな節目なのかもしれない。

この秋の土用入りの翌日にあたる令和元年10月22日、令和天皇の即位の礼(即位礼正殿の儀)が執り行われた。

水の衣替えの季節に当たっているのが興味深い。


昔のあたしは、伊勢神宮・式年遷宮の「古物渡(こもつわたし)」のことを連想したりして、冬の土用に感動していたみたい。
秋の土用 保存していた水を変容させる 2013年

正直なところかつてのあたしのほうが秋の土用に親しんでいたみたい。

ひとまず、今年の土用は新しく生まれ変わるために、新しい水(血)となるために名残を惜しもうとおもっています。

ではまた

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

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