佐々木大河さんの漫画「ふしぎの国のバード」(KADOKAWA/エンターブレイン )の第1巻を読みました。
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ふしぎの国のバード 1巻 (ビームコミックス) |
佐々 大河 | |
KADOKAWA/エンターブレイン |
主人公のイザベラ・バードさんは実在の人物。世界を旅して書物に記した冒険家の女性で、明治時代の日本にも来たことがあるようです。その明治時代の旅の様子を記したのがこの漫画。
なんでもこれから滅びゆく日本の風俗を記録することが目的だったとのこと。確かに、それがいいかわるいかはさておき、滅んだものいっぱいあるんだろうな。
漫画なので楽しく読みました。
そしてこの漫画がすばらしい!!とおもったのは(1巻の)一番最後でした。
初潮を迎えた日本人女性が大人として扱われるための儀式をします。
バードさんとしては、まだあどけない子供に様々な人生の重責が課せられることを、よしとはおもえない。もし自分だったらいやだなとおもう。
けれどもその儀式に臨む少女を祝福するのです。なぜなら少女が誇らしげでうれしそうだから。本人が喜ぶから、本人の価値観を尊重し、祝福する。
これってすばらしい。
あたしたちは多様な世界で生きていますので、同じ日本人同士でもあるとよい感覚な気がしています。
あたしは昔、こういう祝福ができず、心のなかで別のことを考えたりしていたのですが、最近は心から祝福している自分に出会うことがあります。齢をとったのもあるでしょう。
最近の自分がちょうど大切だとおもっているからこそ、いいなとおもったのかもしれません。
人生、どれだけ本人がしあわせを感じる瞬間があったかが大切だとおもっています。
・・・ということさえ、あたしの個人的な価値観に過ぎないので、人に押し付けないようにしなければなりませんね。
もし自分が何かを言いたかったとしても投げかけ方というか、距離感とても大切だとおもっています。
それぞれ価値観の異なるあたしたち。
だからこそ同じような価値観の人とコミュニティをつくったりもするわけですが。そのコミュニティに癒しを感じることも、価値観が違うにもかかわらずお互いを尊重して楽しい時間を共有できるのも、どちらもすばらしいなとおもうのでした。
関係性、とても大切。
・・・はい、関係性が大切というのも、あたしの個人的な価値観です。。。
なんだか堂々巡りになりそうなのでこの辺で。
ではまた
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