昨日書いた、「風立ちぬ」解説本、翻訳企画(⇒コチラ)の話です。
3月3日のアカデミー賞に間に合わせたいので、目下取り組んでいます。
最初ね、このプロジェクトをすることになったとき、すごい恥ずかしかった。
日英翻訳というと、一瞬、緊張が走ります。
なぜって、英語、日本語よりずっとずっと苦手だからさ。気恥ずかしい。
そしてね、この気恥ずかしさって、自意識過剰。
だから、あたし、なんでこの感情もっているんだろうと考えたりしていました。
(こういう感情に出会ったときは、たいていメッセージが潜んでいる)
また、日英翻訳となったとき、まず、考えてしまうのが、わざわざやらなくてもよいのではということ。
日英翻訳で必要となるのは、日本語力よりも英語力。
日本語力がそこそこでも、英語がわかる、英語ネイティブの人がやるのが
もっとも効率的で、確実なわけです。
けれども、コンテンツが大量消費され、ものすごい量のテキストがとびかう、この時代。
もはや、完璧でクオリティが高いものが 望まれるもの なのかというとそうでもない気がする。
だから、やってみたいとおもった。
精読みたいな教育を受けたあたしたちだけど、
それって大切だけど、それが枷になっている部分、絶対ある。
日本って英語が、なんか英語道みたいになってしまっているのよね。
それと同時に、英語はコンプレックスの源泉にもなりやすい気がする。
英語・お金・ダイエット(美)。うーん、この3つは、コンプレックス解消ビジネスがいっぱいある。
んでもって、英語・お金・ダイエット(美)の3つだったら、
あたしは英語について考えた量が圧倒的に多い。
だからこそ、英語から、いろいろとコンプレックスを見つめたら楽しいとおもったんだ。
なにせ、趣味は、さおり研究ですので、英語に訳そうとしたときに、
うっと感じる心の抵抗感みたいのが気持ちいいのです。
人間は、実につまらない小さなことを気にしていて、
でもそれが人格を形成し、人生を産みだし、醍醐味となる。
あたしは、死ぬ瞬間に何をおもうのだろう。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
◆エネルギーサロン・タンタン
~身体の健康と無意識のパワーへ Have a Beautiful Day~