おすそわけの素

どうでもいいんだけど他の人にも話したくなるような
ちょこっとした話。

旅気分

2005年10月20日 | Weblog
古本屋のワゴンで見つけた山本益博さんの
『味な宿に泊まりたい』という本を読んでいます。

世界中の優れたホテルを5年かけて200件も泊まり歩いた
という著者が、日本の旅館については何も知らないという
事にはたと気付き取材をはじめて出来た本だそうです。

京都の『炭屋旅館』から始まり湯布院、伊豆長岡
下諏訪、唐津...日本の各地にある旅館を訪れています。
出迎え方にはじまり、館内の清潔さ、部屋の備品
お風呂に食事とチェックが、はいります。

おもしろかったのは、スリッパについて。
とても清潔に磨き上げられた廊下を
誰が履いたかわからないスリッパを履いて
歩く必要はないのではないのかなーと書いています。
とくに大浴場では、自分の履いてきたスリッパを
帰りにも履こうと誰にも履かれないように隅っこに
置いているにも関わらず、そういうのに限って
誰かが履いて行ってしまい、お風呂上がりの気分が
台無しというくだりには笑ってしまいました。

私も常日頃、歯科で重なってスリッパスタンドに
ささっているスリッパを履く時に、スリッパの裏が
もう一方の履く所にあたっている事が、気になって
いたので気持ちがよくわかりました。

それにしても、優れた旅館に泊まっておいしいものを食べて
うらやましいなーとも思いますが、あの食欲はまねできません!
もう、胃が超タフ!
昼にフランス料理、夕食は旅館の次から次へとだされる料理を
かたづけ、翌日のお昼にふぐ料理、なんていうのは当たり前
という感じです。
なんでも楽な商売なんてないですね!

でも、ページをめくりながら、豪華な旅気分を味わっています。

 
コメント
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