先週、上野の国立西洋美術館で行われている
「指輪展」へ行ってきました。
展覧会は、作品以外にも展示ごとに変わる展示室の
壁の色や展示方法なども重要な要素ですが、
指輪展は、それも含めてとてもすてきでした。
4000年前の古代エジプト時代のものから
現代のブルガリの指輪まで300点が公開されています。
護符や印章として使われたことがあったり、
時には毒薬入れとして使われたり
時代ごとの役目も解りやすく展示されています。
インタリオ(沈み彫り)の技法でほられた
指輪には、拡大鏡でもやっと見えるほど
小さなスペースに文様や顔がほられていて
その繊細な作業にただ驚くばかりです。
横に型をとったものを一緒に展示してくれているので
手紙などの封蝋に使われていたことが解ります。
中には国王の毛髪が、カプセルのように
閉じ込められているものもあります。
聞くとちょっと気味悪い感じもしますが、デザインが
すぐれているのでまたこれも素敵な指輪になっています。
アクセサリーの中でも手元なので自分でも
見ることが出来る指輪は、やはり格別。
現代物もゴージャスで素敵ですが、
古い時代の繊細なちみちみっとしたものに
魅かれてしまいました。
神戸ファッション美術館所蔵の
ポール・ポワレのドレスやココシャネルの
ドレスなどの展示もあり飽きさせません。
見応えたっぷりな展示です。
9月15日までの開催となっています。
見終わってから近いと思って鶯谷の
パティスリー
「イナムラショウゾウ」まで、
炎天下の中歩きだしたら、思いのほか遠かった。(~_~;)
そんなもんでやっと行き着いたので欲張って
2種類購入した焼き菓子(レモンケーキと
キャラメルアーモンドカステラ)は、
どちらもとっても美味しかったです。