ホームに残されて...。

今日は、連休中ではありますが、カレンダー通りという事で
仕事で東京方面へ出かけて行きました。
（横浜に住んでいるので。）

JRの渋谷駅から山手線に乗ろうとしたのですが、
階段を上がると、今にもドアが、閉まらんばかりの
電車が、停まっていました。
ホームの幅が、広いので階段から電車までの距離があり、
駆け込んでも間に合わないだろうと思いホームを歩き出しました。
すると、視線の先の何十メートルか先にある
別な改札口の階段から、駆け上がって来た人達が
次ぎ次ぎと躊躇する事なく、2人また3人と
電車に乗り込んでいくのです。

それを、ぼーっと眺めながら思いました。
『私より後から来たのにな～。』
でも、その瞬間『はっ！』としました。
『そうか、乗ろうとしなかったから乗れなかったんだ！』
大袈裟に言うと、なんかこう自分に足りないものを
教えられたという感じでした。

当たり前の事なのです。
よく友人などとも『宝くじが、当たらないかな～って言って
たって買わなくちゃ当たらないよね！』なんて話はしていますが、
宝くじは、買っても当たらない事のほうが多いのですが
電車には、乗ろうと思えば乗れたのです。


その数秒の間は、めづらしくアナウンスも人の喧噪もなく、
あの乗客の多い渋谷駅の山手線のホームに、私ひとり
ポツンと残されてしまったようで、そんな風に思ったのかも
しれません。
妙に『人生なんでもそうだな。』なんて
しみじみ思ってしまいました。

写真は、寄り道した時に見つけてあまりに可愛いので
衝動買いしてしまったソックスです。