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なぜ、月あたりパケット量で、パケフリの値段が変わるのかと言う不思議。

2014-10-09 19:09:03 | iPhone&iPod Touch
大手携帯通信三社共に、月あたりパケット量トータル量で、パケフリの値段に差を付けると言う契約を今年度から出して来たのであるが、

不思議な契約だなぁと、ふと思う。

通信会社にとって重要なことは、一つの基地局が処理可能な通信量がどれほどあるか?つまり、瞬間値なはず。

通信会社からすると、月当たりのパケット通信量の多い契約が多ければ、全ての基地局の処理可能な通信量を確保するための設備投資を強いられる。

設備投資の目安は、契約をエイやと均して瞬間値の見積をするのであろうが、各社が利用可能な電波の周波数帯域の制限から、基地局が処理可能な通信量は、逆に制限がある。よって、基地局の通信量が処理可能な上限に達すると、恐らく、端末との通信速度を調整して、つまり、遅延を作って処理することになるはず。

よって、契約に関わらず、通信速度は、常にベストエフォートにならざるを得ない。

月当たりの積分量のパケット量と言うのは、設備投資の目安にはなっても、電波の帯域の制限から、実際には、あまり意味はなく、それよりも、リアルタイムな通信量により、速度制限を受け入れるかどうかにより、契約料金が定められるべきではないかと考えてしまう。

これは、電力料金や水道料金と似ていて、契約の基本料金に差は付いても、総通信量は、従量制であるべきと言うことになるが、従量制のパケット代は、恐ろしく高い。すると、月あたり総パケット量による料金差は基本料金の差かと考えるべきかとも思うが、通信会社側で速度調整が可能ならば、パケット量総量にあまり意味は無い。なぜなら、これは、固定回線のVDSLでも同じ問題だからだ。一本の光ファイバによる通信でも、光の波長帯域の分割をしているので、マンションなどの集合住宅では、通信速を度ベストエフォート制で妥協することにより、通信量による料金の差は無い。それどころか、光テレビなどのオプションを勧めて来る。


やはり、端末代の値引きは、常識的にして、インフラである電波の利用料金を安くすべきだと考える。

もしくは、速度維持に対する対価を契約に条件にすべきだろうと思う。

それとも、通信会社は、利用者が、微積分は、できないとでも、思っているのであろうか?

SIMフリー端末や格安スマホの端末代金が安いのは、通信速度に制限があるためである。

高速道路と同じで、スピード違反と料金ゲートがなければ、交通渋滞は、起き得ない。

我々、無駄なものに料金を支払っているのかもしれない。

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