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「エヴェレスト 神々の山嶺」 を 観た記録(ラストシーンに興ざめした)

2016-03-20 08:21:16 | 紙ゴミ

少しの期待を持って、映画「エヴェレスト 神々の山嶺」を観た。


俳優の皆さんの演技、山のロケシーンは最高に素晴らしい。

そして、後半クライマックスまでのシナリオや演出も良い。

しかし、最後の最後に、この映画は、駄作になる。

シナリオと演出のためだ。

ネタバレは、面白くないであろうから、細かなことを指摘するに留める。

深町(岡田准一さん)が、7,000メートルを超え、8,000メートルに近いところで、彼は立ち止まる。そうならなければならないからだ。

深町は山岳カメラマンである。彼の仕事を考えれば、撮影という動作によって,その場を全て表現できたはずだ。撮影しなければならないシーンであったと思う。

しかし,深町は,カメラを持たない。その代わりに,そのシーンは冗長な台詞が羅列される。

あえて,「お涙頂戴シーン」を設定したとしか思えないのであるが,それまでが,実にリアリティに拘っているので,それまでの感動が,全て,ラストにおいて台無しになる。

そういう映画であった。



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