探検部の活動随筆記

大阪市立大学探検部の部会報告ブログです。
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2006年9月19-21日大歩危・小歩危ラフティング

2006年09月24日 23時34分29秒 | ラフティング
目的:後輩へのラフト活動に必要な知識・技術(地形、水量、川の流れに関する知識を持ち、自分がしたいように船を操船し、安全に活動を終えるために必要な知識と技術)の伝承、未経験の水量の川に挑戦し自分達の能力、所有するボートの特性、増水時の川の流れの特性を知る。
以上の目的を掲げ、大豊ダムでの水位が1.3M~1.6M、大阪市立大学探検部史上最高水位での大歩危・小歩危コースのラフティング活動を行ないました。これまでは大豊で0.8Mの水量(推定)の大歩危・小歩危コースが最高であった。未経験の水量のため一部部員は「”入学試験の前日のような緊張感”がある」と表現していた。あの、足がなぜかだるく、緊張している感覚だ
実際に、行ってみると流れは普段とほとんど変わっていない印象を受けた。「増水したときの安全なルートは普段どおりのルート」と表現されるのは確かだなと感心した。しかし、一部の瀬(大滝)では普段のルールを通れない川もあった。なぜ通れないかというと、ホールの大きさが普段以上あるため危険であるから、もしくはそのルートを通ると、先にある展開ではフリップ、ラップする危険性があるからだ。ただし、水力は普段とはまったく違っていた。ホールが巨大化し、我々の船では簡単にひっくり返されてしまう。Tyがその巨大ホールへの対策を考え出し、トライしたがあえなく失敗した。この巨大ホールへの対策が今回の活動で発見した大きな課題である。この課題に対する解決策は報告書をもとに今回参加していないほかの部員達とともに議論しあたらしい仮説をつくりだしたい
また、増水した川は、普段の川では気にしない要因が増えることがわかった。それは、エディである。渇水期の川ではエディはそれほど怖い存在ではない。むしろ、比較的安全な場所であると筆者は考えていた。しかし、水量が増えた川におけるエディは恐ろしい存在にかわっていた。その恐ろしい存在に変わったエディとは、「たこつぼエディ」と呼ばれる、渦潮のような形状をしている。そのため一旦それに引き込まれると、延々と回される。しかも水中に。大きな洗濯機に入った時のような感覚だ。大歩危・小歩危で以前に「たこつぼエディ」に引き込まれ生死の境をさまよった人もいるそうだ。この「たこつぼエディ」の体験談、発生構造、対策はTyからの報告を待ちたい
 最後に、今回の活動を一番楽しみし、そのために自分を鍛え、技術を習得し、みんなを引っ張ってくれたCLのTyにみんなを代表してお礼を言いたい。ありがとう。そして、活動期間が予定より短縮することになってごめんなさい

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5 コメント

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歩危ラフト (Ty)
2006-09-25 23:57:57
水多くて大変でした。

いろいろと学ぶ事や課題も多かったので、報告の時は参加者がそろう時にしたいと思います。
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bokeラフト (Un)
2006-09-26 12:04:32
水量の多い、小歩危は私たちにとっての新しいアトラクションでした。

隊員同士でできるかぎり情報を共有していきたいですね。報告を楽しみに。

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ボケラフト (恐ろしい瀬を目の当たりにし緊張する隊員)
2006-09-26 18:17:56
あんなに増水してるとは思いもよらなかったです。しかし、今回の体験はいろいろな事に気づかされた貴重なものであったと思っております。
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ぼけラフト (Ti)
2006-09-26 18:35:13
まだまだ経験の浅い我々2回生にとっては恐怖という言葉しか出てこない川でした。

それでも、その分今まで遭遇してこなかった場面に多々遭遇し、かげがいのないものを得られたと思います。詳しくは報告のときに。
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清流 (Ty)
2006-09-26 23:42:33
てか水がきれい~~。

保津じゃあんな色には写らんわ
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