探検部の活動随筆記

大阪市立大学探検部の部会報告ブログです。
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剱岳&立山登山  Ft

2007年10月23日 21時14分04秒 | 登山
遅くなりましたが、8/21夜~25朝に行ってきました、剱・立山登山の記事を書きます。剱岳は富山県にあり、昨年探検部で行った立山三山の北側に位置します。日本一の岩山とも呼ばれ、登山者が命を落としたと言うニュースもよく聞かれます。なので、参加者1人1人が積極的に剱岳について調べ、知り、その険しさを覚悟した上で参加する事が徹底されました。
交通経路は昨年と同様に、夜行バスで富山駅まで行き、そこから電鉄富山、ケーブルカー、高原バスと乗り継いで立山・剱登山の起点となる室堂ターミナルまで移動しました。ケーブルカーと高原バスの走るエリアは自然保護のためマイカーの乗り入れは禁止されています。
室堂はガスっており視界不良で、低温でした。皆、雨具を着て歩き始めました。初日(22日)のコースは室堂→雷鳥沢→剱御前→剱沢にてサイト、です。去年は下りに通った雷鳥沢を今年は登りました。急勾配の坂が延々と続き、しかもガスで景色が全く見えないので、長く感じました。やっとの思いで剱御前に着いた頃、雨風が強まってきて、剱沢に着いた頃には暴風雨となりました。ザックもテントも浸水し、非常に寒い思いをしました。そして17時過ぎ、大雨警報が出た事をラジオで聴きました。山で一番怖い雷も強まり、メンバーは不安の中で寝ました。ちなみにこの夜は、この夏1番の荒天だったそうです。
翌23日朝3時、相変わらずの荒天でした。急遽予定を変更して剱岳登山は断念する事にしました。しかし再び寝て夜が明ける頃には暴風雨は治まっていました。しかし今から剱岳に登ると帰りが遅くなるので、やはり剱岳は断念です。とりあえず我々は、剱御前に戻り、このまま立山三山を縦走して室堂に戻る事にしました。天気は昨年程快晴ではありませんが時折ガスがサーッと晴れ、尾根の両サイドに素晴らしい景色を眺める事が出来、気持よく歩く事ができました。気温もあまり低くなく、爽やかでした。
日本アルプスを満喫した我々は行きと同じ経路で富山市まで戻り、夜は昨年と同じ富山城址公園でサイトをしました。
24日、バスで金沢へ移動し、金沢観光をしました。昼は金沢駅ビルで北陸らしい海鮮丼を食べ、21世紀美術館へ移動しました。その後は自由行動とし、兼六園に行く人、美術館でくつろぐ人、はたまた携帯電話を買いに行く人(笑 など思い思いに金沢を観光しました。そして夜行バスに乗り、帰阪しました。
今回の登山は、自然の猛威を体験したという点で非常に貴重な機会だったと思います。自然の力は到底人間にはかなわないものであり、常にそれを考えながら行動すべきだと再認識することができました。また多くの部員が雨によりザックの中が浸水したり、荒天の中でその時必要な物をザックからスムーズに取り出せない状況もありました。これらの事からパッキング方法についても学ぶ事が多かったと思います。しかしなにはともあれ、日本アルプスの醍醐味を味わえたと思います。剱岳に関しては是非ともリベンジしたいです。


立山登山 Mo

2007年01月04日 01時51分42秒 | 登山
 06,8/23-25に立山登山してきました。メンバーは8人と大勢!
 梅田でビヤガーデンに行った後で出発だったのでJRバスに乗車拒否される心配をしていたのですが、節度ある飲酒をしてくれたようで問題なく乗車。JRバスのインターネット申し込みは一度に6枚しか申し込めないので二回に分けて手配したんですが、7枚は連番で2階席。1枚だけ1階席。なぜに?なんとなく気を使って僕が1階席に乗車。少しさびしいものの快適なバス旅を楽しんでいた、が。後ろの席の人がリクライニングした瞬間事態は急変。倒した座席が通路と客席の仕切りカーテンを開けて通路の蛍光灯が僕だけをスポットライト。まぶしくて眠れない。眠れない。寝不足で富山着。
 富山地鉄→高原バスを乗り継いで室堂ターミナルへ。既に景色はすばらしい。高度順応に時間を割き登山開始。雄山までは楽勝。ここまでは修学旅行の小学生や観光客も多い。雄山から先は登山客の世界。

絶景。
ガスったりもしたが、絶景。
信じられない、絶景。

コースタイムを多少オーバーして下山はせかせかしたけれど無事下山。
稲荷鉱泉で入浴。富山城跡公園でサイト。夏でも蚊がおらず快適。ホームレス初日のおばちゃんと出会う。

日本アルプスは本当にすごかった。次の夏はテント担いで行ってみたい。

ポンポン山登山/Yk

2006年11月29日 17時42分37秒 | 登山
遅くなりました!すいません!!

10月9日、体育の日、Ty、Ks、Ykの三人は京都府と大阪府の府境(?)にあるポンポン山に行ってきました。参加予定のHkは前日、Fuは当日ドタキャンという波乱の幕開け。結局最後までその流れが変わることはありませんでした。。。



当日はすがすがしい秋晴れで、絶好の登山日和。阪急東向日駅に集合した僕達は、そのままバスに乗り、Ksのダイエット話を交えながら、小塩という登山道の入り口からは少し手前のところで下車しました。ここから登ると旧松方弘樹邸が見えるのでとてもお勧めです(現在は別の人が住んでます)。弘樹の家をまじまじと眺めていると、庭に大きな青い物体を発見。弘樹のロマンを感じました。



地元ガイド・さかっちの案内のもと、時々裏ルートを使いながら頂上を目指しました。ほぼ登り一辺倒ですが、日陰が多かったのでそれほど苦にはなりませんでした。

と、ここまではよかったんですが、一旦稜線に出て、休憩を取り、もうすぐ頂上という釈迦岳との付分岐付近で事態は急変。
「蜂だ!」といって走りながら引き返してきたおじさんと遭遇。すぐ先で蜂を発見した模様。蜂の存在を怪しみながら少し先へ進むと…

前を歩くTyの足に黒い物体が飛来!「痛いっ!!」と言って走り去るTyとその横にいたKs。
少し後ろを歩いていた僕は慌てて引き返しました。どうもTyが刺されたっぽく、なかなか戻る気配もないので、恐る恐る先へ進みTy、Ksと合流すると、なんと足を2箇所も刺されていました。今回は医療セットも持ってきておらず、2回やられたことでアナフィラキシーショックの心配もあったので、残念ながらここで引き返すことにしました。

しかし、刺された時先に進んでしまったので、また蜂が出たポイントを通らなければなりません。どうしようかと話していると、男気あふれるだんじりっこのKsが「よし、走ろう」といって、その場所は走り去ることを決めました。「男らしいな…」と感心してKsを見ると、ちゃっかり一人だけレインウェアのフードをかぶり、全身を防護していました(ゴアテックスのええやつです)。

そして皆でその地点を駆け抜けていると、頭上でブンブンなっているのが分かりました。「また出てきた!」と思ったら僕の後頭部もチクリと一発やられてしまいました。痛さと2発目の恐怖でペースをあげると、ちょうど登ってきた人とすれ違いになったところで転倒。のどかな登山を台無しにしてしまったかもしれません。

僕も頭を刺された事もあって、病院にいくため、登山口近くまでTyの両親に車で迎えに来てもらうことに。待ち時間に冗談で話していた、4人乗りの軽におばちゃんとおっちゃんがどっちも乗ってきて、帰りは乗り切らず、おっちゃんがバスで自宅に戻る、また、病院がすでに予約してあるというシナリオがすべて現実になる準備周到ぶり(?)。

病院では、診察は傷口を見せるだけ、注射を打ってすぐに終わりました。診察の先生が左足にギブスをはめ、車椅子というお姿で、軽症だった僕らからすれば申し訳なかったです。



その後はTyの家で、山頂で作る予定だったラーメンを食べました。ちょうどバスで帰宅したおっちゃんの差し入れもあり豪華な昼食となりました。そして少し昼寝(Ksは5分だけ)して解散しました。帰りももちろんKsのダイエット話でした。最近の朝食はレンジで作る温野菜のようです。

以上、長くなりましたがポンポン山の報告です。
今回は医療セットを持ってなかったし、蜂への対処も見事に間違っていました。少し油断があったと思います。蜂への対処については報告書にまとめられており、またサイト等で調べられるので割愛しますが、こうした点に注意しながら、是非ポンポン山にリベンジしたいと思います。

●竜門山トレッキング●

2006年07月17日 23時27分52秒 | 登山

あいにくの悪天候の中、竜門山に行ってきました。
メンバーはYk,Ks,Hk,HP,Unです。UHはドタキャンです。
チャリで自宅から熊取駅までやってきたUnさんは朝からご機嫌でした。
熊取駅に着いたときには、汗が額から滝のように流れていました。

粉河駅から、紀州の富士と呼ばれる龍門山がそびえている様子が見えます。
「さあ、これからのこの山登るぞ」という意識を持つとともに、「この山ほんとに700M強しかない山なのか?」という疑問を持ちながら、のぼり始めました。

登り始めるとすぐに、後者の疑問を解く答えが見つかりました。

みなさんも容易に想像できるでしょう。
この山は、とても勾配が急なんです。

ひさびさの運動をするメンバーは大汗をかき、途中にある水のみ場(湧き水が出ています)や広い登山道での心地よい風、すばらしい眺望を楽しみながら、頂上をめざしました。

そして、頂上で“違いの分かる人たち”はコーヒーをたしなみ、帰路につきました。

途中どしゃぶりの雨に見舞われながらも楽しい登山活動を出来たのは、メンバーが目的を共有していたことはもちろんのことながら、お互いをカバーしあえるすばらしいメンバーだったからということは言うまでもありません。

(言うてるやんけ)     文責:Un