探検部の活動随筆記

大阪市立大学探検部の部会報告ブログです。
ホームページはhttp://tankenbude.gozaru.jp/

北海道・釧路川カヌーツーリング 2006/09/10-17

2006年09月29日 17時33分25秒 | カヌーツーリング
カヌーツーリングにいってまいりました。今回のフィールドとなったのはただでさえ遠い北海道のなかでもまたまた遠い道東の釧路川です。

釧路川とは四万十川と並びツーリングに適すと称されてる河川で、屈斜路湖を源流とし下流部は釧路湿原を蛇行しながら釧路市から太平洋に注いでいます。

おおまかな行程は以下の通り。
9月11日(カヌー)
ツーリング区間:源流部。和琴半島湖畔キャンプ場~美留和橋 約10キロ

9月12日(カヌー)
ツーリング区間:下流部。五十石~塘路湖キャンプ場 約18キロ

9月13日(カヌー)
ツーリング区間:湿原部。塘路湖キャンプ場~細岡駅 約9キロ

9月14日~16日(北海道横断・観光・グルメ)
釧路~十勝~富良野~旭川~札幌。旭山動物園など。

それではパートごとに個人的な評価を、釧路川レポートとして掲載させていただきます。
湖畔部→△
屈斜路湖ではサイトをした和琴半島周辺に天然温泉が湧き出ている。そして半島の先辺りにカヌーでしか行くことのできない秘湯があったのだが、時間の関係上いけなかったのが残念。出発当日は風があり湖面も白波立っていたが、さほど気にすることもなく操船可能だった。それよりも2人艇(荷物運搬のために初起用)に大量に荷物を積んだ上、途中で船底からの浸水にも見舞われ、漕いでも漕いでも他のメンバーに追いつかないのはなかなか哀れだった。この部分が一番しんどかったかも。たまに硫黄臭。


源流部→◎
川と湖の境界にある橋をくぐるとそこからは素晴らしい景観。まるで原生林の中をさまよってるみたい。湖に流れがなかった分ここは流れが結構あり、かなり快適。ただし流木は多く注意が必要。水が澄んでて川底まで綺麗に見える。川底は青、碧、赤など様々な変化で魅せる。なぜか水が温かい。臭み全くなし。

中流部→?
体験に基づいてないからあいまいですが、全くおもしろみは無い模様。臭み不明。

下流部→△
前半は左右に牧草地帯が広がるなんとものんびりした景観。流れはほぼ直線状。ミシシッピ川っぽい感じがしたため通称がニセシッピ川に。やや臭みあり。後半はいわゆる釧路湿原。川は蛇行し流れは緩やか。ただしイメージしてた湿原とは全く異なる。ていうか普通の川。臭みあり。

全体→○
今回下ってみたとこ限定ですが、全域を通じて川から人工物がほぼ確認出来ません。一ヶ所だけテトラで護岸されてる所を通りましたが、あとは人の手が加わっていない(と思われる)自然のままの河川でした。やっぱり自然が色濃く残っている川のほうが下っていて気持ちいいんで、そのことを考慮してあまめです。というのも今回の川の評価はメンバー間で大きなズレがある模様。川を下ってる最中、某メンバーが、「今までの川で一番良い」といっていましたが、まだ我々にとって下った川のサンプルはかなり少ないと思うので、より多くの川を経験した後、再び釧路川の評価を考えてみたいと思いました。あとサイトのために湿原の中の支流をひとつ漕ぎ上がったんですが、そこの臭いは大和川に匹敵する可能性あり。カヌーに関してのレポートは以上にしときます。

その他観光などについて
・元祖炉辺焼(釧路)
最高に新鮮なねたを使った炭火焼居酒屋。カヌーの間ろくなもんを食ってなかった我々にとって、おそらく最高の晩飯になっただろう。とにかくうますぎるから。
・和商市場(釧路)
白ご飯に各自好きなねたをのせてもらい自らで作り上げる勝手丼。かなりうまかったけどねたを吟味してるとだいぶ高くつきます。Ksのお土産大作戦スタート地点。ほっけ、ししゃも、かにを大量に発送。帰阪してからの食料の調達に余念はない。
・豚丼(帯広)
こっちでいう豚丼とは違って豚の照り焼きがのってる丼。普通の豚丼のほうが安くてうまいと思ったのは私だけか…。これまた高い。

・ニングルテラス(富良野)
かなりいい雰囲気のこじんまりしたログハウス風お店の集まり。森の中に作ってあり夜は綺麗にライトアップされる。けっして男4人が散策にいくところではない。今回はKsが将来彼女を連れてくるための下見の可能性が高い。ぼったくりカフェあり。
・くまげら(富良野)
富良野随一の人気を誇る料亭。けっして貧乏学生が飯にありつくところではない。山賊鍋、馬刺丼を食す。アルバイト募集中(女性に限る)
・富良野チーズ工房(富良野)
チーズの手作り体験教室~。まじめそうな先生に教わりながら富良野の牛乳を使ってチーズを作りました。途中からノリのいい先生も乱入。出来立てチーズはほぼ無味無臭でした。ここでKsはバターなどの乳製品を調達&発送。
・旭川ラーメン青葉(旭川)
しょうゆ。めちゃうまかった。個人的には今回いったラーメンの中ではトップ。

・旭山動物園(旭川)
基本的に動物園にはまったく興味がないのだが、ここは動物が生息していたまんまの環境をなるべく整えているということで有名。またかなり間近で動物を見ることができた。動物園好きな人にはたまらんでしょう。ここでUHはカメラのファインダー越しに未知の生物を発見した模様。ほかのメンバーに聞いても皆口を揃えてこう言う「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!! きも過ぎる」と。Ksが併設遊園地のバイキングに乗りたがったが、惜しくも営業終了。悔しかったので、今度Ksと一緒にエキスポにいきませんか?メンバー募集中です。

・ラーメンすみれ(札幌)
UHおすすめの札幌ラーメン店。もちろんみそ。これまたおいしかった。札幌ではそのほかに六華亭、ロイズ、などの店に立ち寄る。当然のようにKsは着払いで大量発送。
・とっぴー(小樽)
3年前の北海道活動に行った人にはなつかしの回転寿司。Ksの大プッシュもあり、最後の晩餐はやはり寿司に。回転寿司とはいえ、ほぼぽっちゃりした店長が注文をとってくれる。あまりメニューを言い過ぎると覚えきらないが、けっして悪びれない営業スマイルばっちりな店長。Ks曰くねたにはこだわっているらしく、うまかった。ちなみに飯の前にKsはとどめと言わんばかりに白い恋人を大量発送。これが最後だからと言い訳をし、大量に土産を買い占めるKs隊員を確認いただきたい↓

・フェリー(小樽―舞鶴)
今回の旅で食い意地を張ったツケを年末までに取り返すべく、減量大作戦を企画。優勝者には豪華商品が贈られることとなった。

以上が私からのこの旅のレポートである。意見がある方はWtまでどうぞ。






2006年9月19-21日大歩危・小歩危ラフティング

2006年09月24日 23時34分29秒 | ラフティング
目的:後輩へのラフト活動に必要な知識・技術(地形、水量、川の流れに関する知識を持ち、自分がしたいように船を操船し、安全に活動を終えるために必要な知識と技術)の伝承、未経験の水量の川に挑戦し自分達の能力、所有するボートの特性、増水時の川の流れの特性を知る。
以上の目的を掲げ、大豊ダムでの水位が1.3M~1.6M、大阪市立大学探検部史上最高水位での大歩危・小歩危コースのラフティング活動を行ないました。これまでは大豊で0.8Mの水量(推定)の大歩危・小歩危コースが最高であった。未経験の水量のため一部部員は「”入学試験の前日のような緊張感”がある」と表現していた。あの、足がなぜかだるく、緊張している感覚だ
実際に、行ってみると流れは普段とほとんど変わっていない印象を受けた。「増水したときの安全なルートは普段どおりのルート」と表現されるのは確かだなと感心した。しかし、一部の瀬(大滝)では普段のルールを通れない川もあった。なぜ通れないかというと、ホールの大きさが普段以上あるため危険であるから、もしくはそのルートを通ると、先にある展開ではフリップ、ラップする危険性があるからだ。ただし、水力は普段とはまったく違っていた。ホールが巨大化し、我々の船では簡単にひっくり返されてしまう。Tyがその巨大ホールへの対策を考え出し、トライしたがあえなく失敗した。この巨大ホールへの対策が今回の活動で発見した大きな課題である。この課題に対する解決策は報告書をもとに今回参加していないほかの部員達とともに議論しあたらしい仮説をつくりだしたい
また、増水した川は、普段の川では気にしない要因が増えることがわかった。それは、エディである。渇水期の川ではエディはそれほど怖い存在ではない。むしろ、比較的安全な場所であると筆者は考えていた。しかし、水量が増えた川におけるエディは恐ろしい存在にかわっていた。その恐ろしい存在に変わったエディとは、「たこつぼエディ」と呼ばれる、渦潮のような形状をしている。そのため一旦それに引き込まれると、延々と回される。しかも水中に。大きな洗濯機に入った時のような感覚だ。大歩危・小歩危で以前に「たこつぼエディ」に引き込まれ生死の境をさまよった人もいるそうだ。この「たこつぼエディ」の体験談、発生構造、対策はTyからの報告を待ちたい
 最後に、今回の活動を一番楽しみし、そのために自分を鍛え、技術を習得し、みんなを引っ張ってくれたCLのTyにみんなを代表してお礼を言いたい。ありがとう。そして、活動期間が予定より短縮することになってごめんなさい

長良川ラフティング2006 Se

2006年09月14日 02時20分01秒 | ラフティング

上の画像は毛虫の瀬


日程:9/11~9/13

一日目
予想外の事態により出発からごたごたしつつも予定通り18:00に長良川サイト地に到着。
飛び込みはTy,Uo,Se,Tg,Ty,Uoの順番に飛び込む。
残念ながら動画は暗くてよく分からない・・・
晩飯は夏野菜カレー。大量にできた。
ウィスパーが壊れていることに気づく。

二日目
残りのカレーで朝飯。
Ty,Nj,KbチームとTi,Uo,Tg,Seチームに別れ下り始める。
Ty艇の右前方の空気が抜ける。毛虫の瀬辺りでは乗っている人が不安定になるほど
フェリーグライド時に水が入り転覆したりした。
毛虫の瀬には迫力のあるウェーブが出来ていて遊ぶのにはもってこいだったが、流れの先が岩に思いっきりあたっている(ラップ岩ではなく、岩の表面を流れる水流によって人が張り付くことは無かった。)
何度も転覆し、数秒間Njが上がってこれないという事態も引き起こした。


毛虫の瀬で燃え尽きたせいなのか、この日飛び込んだのはTy(×3,4回)とUoのみ。
晩飯はもつ鍋。

3日目
もつ鍋で煮込みうどんをし、パンをやいたり残りのご飯などで食べる。
今度はKbとSeが入れ替わり下り始める。
また毛虫の瀬で少し遊び三又でフェリーグライドの練習をする。
今回はフリップは1回くらいだった。

そして、道の途中のラーメン屋により昼食をとって大阪に帰る。
途中、シビックが迷うもなんとか正式なルートによって追いつき、無事に帰阪。


保津川ラフトトレーニング byNJ

2006年09月05日 10時53分53秒 | ラフティング
8月28~29日まで、保津川にラフトトレーニングに行ってきました。
 1日目 計画書では、9時に出発したらしい2台の車とTyの車が11時半に馬堀で合流。NJも合流。
 2艇のうち1艇は、Uoが指導してもう1艇をTiが指導して、TyもUo艇に乗ってた。それで、船にのるメンバーは、ずっと同じ人に習ったほうがいいので、固定された。UO、NJ、TG、TN、M2、TY艇とTi、SE、FT、KB、ET艇に分かれた。セーフティートークをTiがした後、前こぎ、後ろこぎ、スイープ、バックスイープ、ひっくり返った船を元に戻す練習、1人こぎの練習をする。最初の一本は、UO、TIが操船。NJがスタック地獄にはまる。2本下った。2本下ったら、もう暗かった。1つ目の銭湯がしまってたので、先に中華料理に行ってから(ラフトに専念する考えの下、今回は買出し行かなかった)、2つ目の銭湯に行って、テントで寝る。外で寝ようとした人けっこういたけど、寒かったそうです。
 2日目 1本目で、フェディーアングルで瀬を泳ぐ練習をした。1本目で船に穴が開いたので、ガムテープと医療のテープで修理。3本下った。飛び込みもした。