探検部の活動随筆記

大阪市立大学探検部の部会報告ブログです。
ホームページはhttp://tankenbude.gozaru.jp/

プレ・プレ新河内(動画あり)

2007年05月22日 01時08分58秒 | 洞窟

5月2(金)~4(日)、ゴールデンウィーク(NHK風にいうと大型連休)前半に
滋賀県の河内風穴にケイビングに行ってきました。

河内風穴は中々でかい洞窟で、総延長は6800m。
日本で4番目、関西ではダントツ1位の大洞窟です。
一部は観光洞として公開されており、
私たちは特別に許可を頂いて公開されていない部分を探検します。

今回の合宿の目的は、河内風穴がバカでかい上に道に迷いやすい洞窟なので、
6月のプレ新人合宿(新入生の育成合宿)にむけて上回生が洞内の再確認に行く…
と言うのが建前でした。

メンバーは
Uo Mo Kb Ut
の洞窟常連組に、半ば無理矢理仲間に入れられたSe。
それに一日目のみOB Ty追加。
この泥臭い(グアノ臭い?)メンバーに
M2 Nhの女の子二人が加わったちょっと珍しい編成でした。


一日目は最奥までを往復し、夜は飲み会。
個人的には風邪で自重してノンアルコールでしたが、
Mo Uo がKbの大事なポテチでサッカーをしたり、
Kbが転げ回ったり、Seが即身仏の如く寝ていたり、おもしろい飲み会でした。

2日目は水流下り。
洞内を流れる第二水流という地下川を泳いじゃうオチャメな企画です。
水温は11度~12度くらいだったかな?
尋常じゃなく寒いですよ、ええ。もちろん。
足はつかなかったり、ついたり、つかなかったり。

そんなこんなで楽しい合宿でした!

※ちなみに、洞内をデジカメムービーで撮影してきました。
洞窟行った事無い人に雰囲気でも伝われば…
グーグルビデオにアップしてますんで
ここで見れます!

文責・田中雄太(Ut)


ゴンボウゾネ~本小屋の穴

2006年12月16日 19時51分43秒 | 洞窟

今回は、写真のデータが手元に無いた文字だけの報告。

活動計画
日程:2006年11月24日(金)~26日(日)
場所:岡山県新見市草間岩中地区
参加者:4名(CL:Ut,SL・渉外:Mo,装備:Kb,会計・記録:Se)
1日目
金曜日の夜に、探検部行きつけの中華料理屋で洞窟特別メニューを平らげて意気揚々と出発した。
テンションは最高潮に達し、若干壊れ気味で岩中作業所(サイト地)に到着後就寝した。

2日目
翌朝、あまりの寒さと騒音でみなの体力は(特に1回生)確実に消耗していた。
Utはバターロールのバターに精神的な打撃を受ける。寒すぎてバターが口の中で形をとどめていたのだ。

朝食後、ゴンボウゾネのP1にラダーをセットし予定通り本小屋の穴へ・・・行けなかった。

洞口が見つからない。

渇水期の川を500m行ったり来たりを繰り返すこと20分

ようやく見つかったと思ったら洞口(ただのくぼみ)
藪漕ぎをして必死に登ったのに

ただのくぼみ

んでさらに20分後ようやく真洞口に到着。
同じ過ちを繰り返さぬよう周囲の地形の写真を取りまくる。

中に入るとはじめは進みやすかったのだが、『股裂き』と呼ばれる場所に。
みんな裂かれた。気に入った人が一人いたようだ。

簡単にいうと、行き止まりになっていて10mくらい上に(?)に道がありフローストーンがある。
フローストーンは滑りやすく登れないのでその横から登っていくのだが最後に鋭角な岩が突き出しておりそれをまたがなければ通れない。
しかも、体重をその岩に預けるほか通過する方法が無い。
これが股裂きの所以である。Ut曰く三角木馬

股裂きの後に『3段フローストーン』と呼ばれる場所に。
ここでは2段目から、取っ掛かりが少ないので両側の壁を突っ張って登っていく。

そして、その後横1m、縦十数mと思われる割れ目が続く場所へ。
この時点で、1回生の経験不足とこの後の洞窟の難易度からUtの判断により計画続行を勇断、このまま帰るのは余りにも不甲斐ないのでゴンボウゾネからサブマリンを前回よりもさらに進むことに

サブマリンとは水深30cmくらい(仰向けで耳がつかる)水面から天井まで20cmくらいのところが10mくらい続く所だ。
水温が低く、生存本能のため強制的にテンションが上がる。
個人的感想だが体が震えるがそれほど冷たさは感じない、というかアドレナリンが大盤振る舞いでそれどころじゃない感じになる。
楽しい。

結局、行けるだけ行ってサブマリンの入り口に戻った時点でSeの心が折れ、更なる水くぐりは断念(Kb,Utは少し進んでみる)。不甲斐なくなる。

そのあとSeの折れた心は復活せず、周りを巻き込みながらテンションを下げ続け、ついにはそのまま帰阪・・・


数々の教訓と課題、(個人的に)苦い思い出が生まれた活動だった。



これ書いた人 心折れたSe


河内《たなか》

2006年01月31日 04時49分52秒 | 洞窟
ずいぶん前の話ですが、12月の16と、17に金曜のよる出発で、探検部で毎度おなじみ滋賀の「河内の風穴」という鍾乳洞に行ってきました。
ちなみに、深夜1時過ぎにサイト地に到着、気温は氷点下
かえりてぇ~!
普段は、テントで寝ずに野宿する事が大好きでも、さすがに今回はテントで就寝
朝、7時起床。

…寒い

ウエットスーツの上につなぎという洞窟装備に着替えるが…ウエット冷たい!

河内風穴の駐車場へ向かう道は、所々凍結して、ノーマルタイヤのTyさんのシビック(iPODより安いんだぜ!)は、たまに横滑り。超徐行で到着。

メンバーの顔にはこう書いてある。

「か・え・り・た・い!」

しかし、CL(チーフリーダー:活動の責任者)として、私は冷酷に作戦の実行を明言したのである。

洞口まで、それから洞口付近は寒かったけど、「ドンガラガン」(洞内の空間の名前、以下「」は同様)くらいから、いつもどおりの温度に。
ほんまに洞内って年間通して気温一定なんや~。

一回生に先頭を行かして進む。なかなかのルートファインディング。

順調に第二水流(洞内を流れる川)へと降りる狭道へ到着、時間が早かったので、最奥へ!その後狭道に戻り、第二水流へ降りる。ちなみにこの穴、最も狭い所で縦30cm、横50cmくらい。傾斜70度ほどで、深さは6~7mくらい(かな?)

そしてここからが今回のメイン。

「水流下り」

気温14℃ほどの洞内を流れる水温10℃くらい、幅5~6mの水流(川)を泳いで進む!距離は200mくらい。

これがまた、筆舌に尽くしがたい冷たさを超えて痛さ!そして寒さ!泳いでるうちに体中の感覚が鈍り、命令系統の伝達が遅くなり、末端がしびれてくる(笑)

今回僕は3回目で、ちょっと余裕があった。

その後、行った事の無い「ブロードウェイ」と第三水流を探索して、出洞。

でたらやっぱめちゃ寒かった(>_<;)

河内風穴はスケールがでかくて楽しい!


ちゅうわけで、次回からは部員紹介!