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峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

手帳

2012年11月13日 | 日常と健康

  この1年、とうとう「ダイアリー手帳」を“なし”で過ごした。1週間ごとのスケジュールとメモが縦に見開きページになっていて、夏でもシャツの胸ポケットに入る小型サイズ。とても使い勝手がよく、同じ形なのに飽きがこず、退職後も10年以上重宝してきた。それが、なくても平気だったということは、それだけ予定が減ってきたということだ。

  パソコンでもスケジュール管理は可能だ。ケータイにもカレンダーにメモを書きできる機能がついている。どちらもやり始めてみたが、長続きしない。ことスケジュール・メモに関しては、デジタルより、アナログの方が向くのではないか。部屋に掛かっているカレンダーの日付欄余白に、予定があれば書き込んでおく。これで十分だったようだ。

  娘と相方は、1ヵ月が見開きページになったお揃いの手帳を使っている。日付けがマス目の形で、予定が一覧できるのがよいという。10月から始まっているので14カ月手帳だ。来年用をすでに使っており、ぎっしり字が埋まっている。人によってそれぞれ。予定が少ないのはさびしいが、何だか身軽になった気がする。来年は「手帳なし2年目」を迎える。


身長

2012年11月09日 | 日常と健康

 プロ野球界に飛び込むルーキーたちは、年ごとに背の高い大型選手が増えている。2㍍には届かなくても、ほぼそれに近い選手がいる。来季タイガースで活躍が期待される“浪速のダルビッシュ”こと、藤浪晋太郎投手もその1人。197㌢である。175㌢ぐらいでは小柄扱いだ。野球以外のスポーツでも長身が目立ってきた。

 今「高齢者」と呼ばれる人たちは、戦後の食糧難に育ち盛りの時期を過ごした。平均して“小柄”なのは、栄養・環境面からも当然なのだろう。中学生3年生ともなれば、私たちの背をどんどん追い越してしまう。知り合い、親戚の子たちもしかり。久しぶりに見て、びっくりする。


 足の大きさ(サイズ)も“でかい!”。私は25.5~26㌢程度でとまったが、中3の孫の男の子は早くも27㌢の靴を履いているという。20代の女性にも、負けている。別に「勝ち負け」の問題ではないが、若い世代はすくすく伸びているのだ。次の次のオリンピック辺りでは、日本人の体格は見違えるほど“大型”になっているか。


スマホ

2012年11月06日 | 日常と健康

  我が家に遊びに来た4歳の孫娘が、自分で持ってきたノートに絵を描いて見せてくれる。やがて、ハサミで切り始めた。1つ1つが独立していた。ハンバーガーも、普通のものとチーズ入りがあり、なかなか手が込んでいる。長方形の中に小さな四角い窓のついた絵。「これは何?」「こうするのよ」。指を使って、はねる仕草だ。「そうか! スマホでしょ」「うん、そうよ」

  四角い窓はアプリの“アイコン”である。ケータイではなく、スマートフォンとは…。彼女の家族の中では、父親だけしか使っていないはず。それをしっかり“切り絵”にして、お年寄りを相手に遊ぼうというのだから、びっくりである。観察力もいつの間にか伸び、ひとの顔の絵も繰り返し描いているうちに、だんだんうまくなってきたよう≪ジジばかです≫。

  スマホの普及は、日本の、とりわけ若い人たちの間ではすごい。電車に中やホーム、街でも熱中している姿を見かける。だが、東南アジアではそれ以上。シンガポールの6割を超す高い普及率が知られているが、インドネシアでもけっこう流行っているという。ケータイも多機能商品の開発が進み、メーカーサイドの競争もし烈。孫娘が成長した頃には、どうなっているだろうか。


年賀はがき

2012年11月02日 | 日常と健康

    新年用の年賀はがきの売り出しが1日から始まった。たまたま近くの郵便局に立ち寄ったら、女性の局員に「よろしく」と勧められた。上から販売促進の指示が出ているのだろう。ノルマまであるのかどうか。10月の段階で、相方が知人を通じて頼まれており「例年通りでいいよ」と返事していた。郵便局窓口では愛想笑い。残念ながら、先約がアリ、だ。

  例年は「200枚」。減らすように努めていても、結局は50枚前後買い増しすることになる。それが常。出していない方から賀状が届いた場合、返事のかたちで、遅れてもこちらからも差し出すことにしている。だから、一向に削減できない。先日亡くなった藤本義一氏も、確認したわけではないが、どうやらそのタイプのようだったと思う。

  考えてみれば、おかしな習慣。無駄なことだと主張する人もいる。でも、長い間続けている。お正月に読んでもらうことを想定して、暮れのうちから日付け先取りで準備。正月用の分厚い新聞づくりと同じ手法を、皆さんがやっておられる。パソコンやスマホ、ケータイでの年賀状。費用はタダに近い。いつかは「はがき」に取って代わることになるのだろうか。


ガム

2012年10月30日 | 日常と健康

 駅のホームの売店で電車を待っていて、何とはなしにチューインガムを買った。「キシリトール」である。ところが、しばらく口の中に入れていると、とんでもないないことが起きた。もごもごする。「歯が折れた!」。一瞬、そう思った。実はそうではなく、右の上側の犬歯の奥に1本だけ金具を使ってとめている“部分入れ歯”が、ガムにくっついて外れたのだ。

 「友人で入れ歯や差し歯の人にはガムを勧めても、“私ダメなんです”とやんわり拒まれます」。相方の説明だ。入れ歯にはガムが禁物。どうやら、ジョーシキらしい。しかし、入れ歯歴1年の新米は知らなかった。もともとガムは好きではなく、何十年も噛んでいない。たまたま思いついたのが、いけなかった(そうオーバーに考えることでもないけれど)。


 50歳代だったか。奥歯2本が順番になくなった。今も欠損の状態が続いている。トラブルが隣に移り抜けた、というより、抜けるまで放置していたせいだ。その後、多少は反省している。医師によると、私の歯は「噛み合わせがきつい」とか。ちょうど1年前、根が折れて抜歯した犬歯の隣の歯の後に、否応なく義歯処置をした。もうすぐ72歳。残る元気な歯とともに頑張らにゃあ。


周辺

2012年10月26日 | 日常と健康

 住んでいるところは地名に「丘」がついている。だから、坂が多い。すぐ近くの五月山には、ハイキングコースが7、8本設けられている。懐かしい場所だ。ヒマを見つけては、登ったり、ランニングしたりしていた。理想的な住環境ではないか。今もそう思っているが、山に向かうことはほとんどなくなった。足が弱ると、楽しみが減る。

 東京などでも「坂のある場所」はけっこうある。でも、住み慣れた当地と比べて大きく異なるのは“空気”ではないか。埃の少ない空気は、澄んでいるようで、おいしい。気温も1、2度は低い。これから本格的な紅葉の季節を迎える。登る必要はない。徐々に色が変わり行く山景色は、我が団地の棟の4階からも眺めることができる。


 お年寄りのイメージといえば、枯れた色。紅というより茶色っぽい。私の頭髪も白が増えて、色に例えれば「くすんだ茶色」か。でも、自分で自分の姿を見ることは少ない。鏡で映せば別だが、あまり頓着しない。他人の姿を見ているだけ。体育館(ジム)に行くと、同じような年輩の人が通っている。鏡を見てはいないのに、話す相手はどこか自分と似ている。


杖の置き場

2012年10月23日 | 日常と健康

  杖(ステッキ)をついて、目的の場所に着くと、どこかいいところがないかと、杖の置き場を探す。たいていは部屋の隅の壁際。倒れないようなところへ立て掛ける。バッグを持って出たときは、折りたたんでバッグの中に仕舞えるようになっているのだが、ちょっと面倒だ。何のための「折り畳み式」かと言われても、邪魔くさがり屋だから、しようがない。

 銀行のつい立てで仕切った“相談室”の脇に、杖を置く小道具がセットされていた。押し込むとゴム製なのですっぽりはまって安定する。杖を利用する高齢者らのためだ。なかなか配慮が行き届いているではないか。ひょっとしたら、足の悪くなるようなお年寄りには、お金持ちのお客さんが多く銀行にやってくるのか。いや、私のことではない。

 書類を書く“筆記台”にもあった。そして、近くの別の銀行にも取り付けてあり、取り立てて珍しいものでもなさそうだった。係の人に尋ねると「もう1年以上も前からです。郵便局にも置かれていますよ」。杖を使わなかった頃は、目に触れていても気づかなかったのだ。ちなみに、これには「杖休め」というシャレた名前がつけられていた。


本棚

2012年10月16日 | 日常と健康

 懸案だった「本棚の整理」にようやく取りかかった。壁際に設けた6段の棚に本や書類がたまって、乱雑に突っ込んだまま。見苦しくなってしまった。きっかけはリサイクルショップからの電話。相方が古着を処分するため、交渉していたらしい。留守中に電話がかかり、話のついでに「ご主人さんの古い書籍もありましたら、どうぞ」と言われた。

 それで≪この際に≫という気になった。思い切って廃棄しないと、なかなか片付かない。過去、何度も感じていた。実は棚の奥の見えないスペースにも本を隠すように前後二重に置いている。お金は貯まらないのに、本は気づかぬうちに増える。“貴重だと思う書籍”であっても、他人には“不要なゴミ”に映る。私の蔵書はそのたぐいが多い。


 5年程前に図書館に段ボール2
箱分の本を寄贈したことがあるが、お蔵入りか、「お持ち帰り自由」になったよう。先日、義兄宅を訪れたら、ぎっしり詰まっていた本棚が空っぽだった。処分したそう。トシは私より4つ上。高齢期を迎えると身辺を片づけておくのは、あるいは本能的なものかもしれない。でも、私の場合は、ごそっと処分する自信がない。≪まだ若い!のだ≫


ひげ

2012年10月05日 | 日常と健康

  朝、顔を洗って歯をちょこちょこっと磨くが、ひげを剃るのは省いている。人に会う前とか、“むさくるしい”と感じ出すと、やむなくシェーバーを使う。会社勤めをしていた現役の頃は、一応それなりにきちんとしていた。不精ひげでも平気になってきたのは、ごく最近のこと。要するに「面倒くさい」のだ。少しだらけている、のかもしれない。

  それにしても、ひげは“元気”だ。高齢化に合わせ、体はあちこち部品の“故障”が増えているのに、ひげは毎日まじめに成長し、伸びている。個人差はあるだろうが、平均1日に0.2㍉から0.4㍉。よく伸びる時期は秋の9~10月といわれている。生きている証拠だが、栄養や運動が不足な時ほど、成長速度が速いという不思議なデータもあるそうだ。

  ひげに比べて頭髪の伸びはやや低いが、1カ月弱の間隔で理髪店に行かねばならない。伸びすぎた眉毛も切り揃えてもらう。ひげや頭髪、眉毛にも徐々に「白」が目立ち、あまり、放置していると病人のような感じになる。立派なひげを蓄えた仙人のようになれば、話は別。面倒でも、ちょっとは考えた方がいいか。高齢者でも大抵の女性は化粧しているのだから。


10月

2012年10月01日 | 日常と健康

  強い台風17号が30日夜、愛知県に上陸、列島を縦断した。大きな人的被害はなかったのは幸い。だが、各地に猛烈な雨をもたらし、交通網は乱れた。台風一過。スカッとした秋空を期待したけれど、大阪の朝は、まだ雲が覆いどんよりしていた。カレンダーは次々めくれて、もう「10月、オクトーバー」である。

  英語のOctoberは世界多くの国で似た名称になっており、インドネシア語もスペルはOktoberである。英語の辞書によると「初期ローマ暦では8月」と説明されている。ギリシャ語、ラテン語のocto-,octa-が「8」の意味。これから派生して音楽の音階「オクターブ」、動物のタコ「オクトパス」、八角形「オクタゴン」などの言葉が次々できている。

  つまり、もとは「8月」だったのが「10月」に変わったのだ。暦の変遷で、時の支配者が名を改めた。簡単に言えば、皇帝ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)が7月のところに自分の名をつけ(Julius→July)、後のアウグストゥスもそれなら自分もと8月を「August」と命名。元のOctober以降の名称は2カ月ずつずれることになった、という。